エフェクターの数が増えてきましたので、そろそろペダルボードを構築しようと思います。
おそらくステージで使うことは無いでしょうけど、自宅であってもペダルボードが無いとなかなか不便なのです。移動とか片付けのときに。自作も考えましたが、クオリティを追求すると費用がかさむと判断し今回は購入します。あとは丁度良いすのこ板が見つからなかったのも一因。激安のやつはヤワだし、高いやつはやたらと大きかったり・・・。
大きさについて
今回購入したのはPedaltrain METRO 16。本当はMETRO 20にしようと思っていたのですけれど品切れ中だったので一回り小さい16にしました。結果的には大満足で16で丁度良いサイズでした。
まさしく「迷ったらこれ」なサイズだと思います。
PEDALTRAINのラインナップは概ね
- NANO(2列、傾斜なし)
- METRO(3列、傾斜なし)
- CLASSIC(4列、傾斜あり)
- NOVO(5列、傾斜あり)
- TERRA(5列、傾斜あり、特大)
このように分かれており、その中で幅が選択できます。
コンパクトエフェクター数個でしたらNANOもミニマルで良かったかもしれませんが、今後数が増えそうであることと電源を表に配置する都合から、やはり3列のMETROが最適だったと思います。
開封レビュー
製品とほぼ同じサイズの段ボール箱に入って到着。必要最小限の梱包で好感が持てます。
PEDALTRAINはボードとナイロン製のソフトケースがセットなのが良いですね。ソフトケースは大変立派なもので、生地とクッションは厚く芯材もしっかりしています。ジッパーの動作も問題なし。外ポケットは容量が大きくて使いやすい。ハンドルは持ち手が大きいため手に優しいです。
エフェクター固定用のマジックテープは有り余るほど入っています。二列分くらい貼りミスをしても大丈夫そうです。結束バンドまで付いていますので固定には苦労しません。ショルダーストラップも付属。重たいエフェクターケースを手で持ち運ぶのは辛いのでこれは嬉しい。
とりあえず並べてみる
とりあえず仮置きしたみたところ。コンパクトエフェクターなら4個、詰めれば5個くらいは並べられそうです。あとは上段に横向きで3つくらいは配置できそう。極限まで詰めたらエフェクター8個分くらいでしょうかね。
マジックテープの貼り方
ボード側
先にボード側全面にベタっと貼り付け。ボード側はメス(ループ)、ふわふわして柔らかい方を貼るのがエフェクター業界の通例です。服飾の世界でも一般的に固定側にメス、動く側にオス(フック)を使います。しかし例外もあり、肌に触れる可能性が高い箇所には動く側であってもメスを使ったりします。つまりケースバイケースですが、エフェクターボード側にはメスを貼ると覚えましょう。
付属のマジックテープはおそらく幅5cmで、レールに対してサイズがギリギリであるため一列ミスってしまいました。しかしメス側ってそう頻繁に貼り替えないので、惜しまず剥がしてやり直します。それでもまだ大量に余るので心配ありません。
エフェクター側
センター貼り
真ん中にベタっと無造作に貼ったパターン。この貼り方はブレが出ますし、PEDALTRAINのレーンと位置が合わないため微妙です。縦に貼った方が良かったですがそれだと無駄に消費してしまいます。まあ外れてしまうようなことは無いですし、剥がしやすいことはメリットにもなり得るのでそんなに悪いとは思いません。楽ですしね。
コの字貼り
これが一番強力ですね。位置もレーンとマッチしています。外周全てに貼るよりも、貼る部分を限定して力を逃した方が具合が良いです。
予めマジックテープを1cm幅の短冊状にしておいて、必要な長さにカットして貼り付けました。ネジ頭を塞ぐわけにはいきませんからね。
ただこれ、強力すぎてボードから引き剥がすのが大変です。ライブでハードに使う人ならいいと思うんですけど、私のようにただ整頓したいだけの用途には強すぎます。もう少し接地面積を減らして調整した方がいいかもしれません。
結束バンド
これはマジックテープを使用せずに結束バンドで括り付ける方法。私の場合付属の結束バンドは使用せず、手元にあったリピートタイを4本繋げています。毎回使い捨てにするのでは勿体ないですし、素手で外せますから。
レールの向きの都合上縦にしか括り付けられませんが、かなり強力に固定できます。エフェクター底に貼ったゴム足と合間ってマジックテープで滑りません。
エフェクターにマジックテープを貼りたくないとか、結束バンドの見た目が気にならないのであればおすすめです。
完成
こういった形で落ち着きました。右からケンタウロスクローンのオーバードライブ、ディストーションライクのファズ、アッパーオクターブファズです。歪みしかないという極端な構成です。しかも私、別にファズは好きじゃないです。部品点数が少なくて簡単だから作っただけであって、やりたい曲があるわけでもなく。
今のところは大きいエフェクターが無いので余裕がありますが、ビッグマフとかファズフェイスを載せると途端に窮屈になると思います。
まあどちらもミニサイズ版がありますけどね。
自宅ではソフトケースに入れたまま使うことになると思います。足で踏むことは無いですし、シールドが入る余裕がありますので。
あとはバッファーとオーバードライブを追加予定です。ああ、また使わない機材が増えていく・・・。