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意外と多かった、ジャズマスターを使用するアーティストたち

ダメギターであるジャズマスターですが、プロ・アマ問わず意外と使用者が多いです。一度はラインナップから消えつつも、近年ではプレイヤーが増加傾向にあります。独特の音と圧倒的なデザインがそうさせるのかもしれません。浅井健一氏も、「当時のデザインを超えられていない」と語っておりました。

ジャズ向けに開発されながらも、今やオルタナシューゲイザー系のギタリストに好まれているジャズマスター。その代表的なプレイヤーを紹介します。

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田渕ひさ子(NUMBER GIRL,Toddle,bloodthirsty butchers)

hisako_tabuchi

Tシャツとジャズマスターがトレードマークの田渕氏。
ピックガード付近はボロボロだ

国内ジャズマスターの歴史において彼女の存在は欠かせません。googleで検索すると

「田渕ひさ子 かわいい」
「田渕ひさ子 かっこいい」

の両方がサジェストされるすごいプレイヤー。飛び跳ねながらのけぞり気味でギターを弾く姿が最高にキマってます。小柄な見た目ながらでかめのジャズマスターをギャリギャリかき鳴らす激しいプレイで、彼女が複数所有するジャズマスターはピッキング跡でボロボロです。

ナンバーガール時代の映像を辿っていくと、だんだん塗装が剥がれていく過程が楽しめます。私がジャズマスターを購入したのは完全に彼女の影響です。

※2019/2/15 ナンバーガールの復活が発表されました。

【超速報】ナンバーガール復活
いやいやいや、嘘だろ!?今年一番驚いた。まさかのナンバーガール復活です。というかこの四人、めちゃくちゃ格好良くなってます。凄みがある。あとひさ子がかわいい。以下ロッキング・オン・ジャパンより引用2018年初...

私は福岡のDRUM LOGOSに参戦してきたんですが、もっ最高でした。

吉村 秀樹(bloodthirsty butchers)

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田渕ひさ子の夫、吉村秀樹は赤いジャパンのジャズマスター。90年代半ばの製造だそう。写っていませんがマッチングヘッドが可愛らしい。

残念ながら吉村氏は2013年5月27日、急性心不全のため逝去しました。彼のジャズマスターは形見分けで會田茂一氏の手に渡っています。

INORAN(LUNA SEA)

INORAN

Fender公式より。

国内ジャズマスターの使い手としては彼をイメージする人も多いようです。私事ですが最近LUNA SEAばっかり聴いてます。

彼のシグネチャーモデルはカスタムショップ製の白で、そこそこハードなレリック加工が施されております。プリセットスイッチが横向きになっており演奏中に手が当たって切り替わってしまうことを防いでいます。素晴らしいアイデアですね。

他にはバズストップバーが標準で搭載されている点も特徴です。ヴィンテージ感たっぷりの見た目ながら演奏性を追求した仕様ですね。 

岩寺基晴(サカナクション)

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「忘れられないの」のMVより。バブリーで独特の油っこさが特徴的なMVだ。

MVではG&LのASAT Specialを使っている様子が目に付きますが、新曲の「忘れられないの」のMVでは白いジャズマスターを使用。

現段階で58歳のジャズマスターとのことなので、1961年製のジャズマスターでしょう。

ちなみにyoutube「プロギタリストはギターで注文できるのか?」などという最高すぎる動画が上がっておりました。

小笹大輔(Official髭男dism)

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Fender公式より。

ヒゲダンの彼もジャズマスター使い。手にしているのはMADE IN JAPAN HYBRID 60S JAZZMASTERです。1961年製のサンバーストも所持していますが、見て分かる改造点は無し。近所のスーパーに行くとだいたい髭男が流れています。

會田茂一

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YUKIや木村カエラをプロデュースしたすごい人。近年ではあいみょんへの楽曲提供なども。吉村秀樹のジャズマスターは彼が引き継いでいます。

吉村氏が取り付けていたリプレイスメントパーツやステッカーは大切に保管されているそうです。

J Mascis(J・マスシス(Dinosaur.Jr))

j_mascis

Spinより。

オルタナバンドであるDinosaur Jr.のギターボーカル。白髪の長髪という一風変わった風貌ですが実際に変人だそう。Big Muffでヘヴィに歪ませた轟音が特徴です。シグネチャーモデルであるジャズマスターがSquierから販売されています。

彼の使用するジャズマスターは白色のパーツがマジックで雑に黒く塗りつぶされていますが、私はそのような雑で安価なカスタムが大好きです。

ダイナソーJr.についてですが、特定の年代の日本人であれば誰でも知っている楽曲があるんです。

それが「Over Your Shoulder」です。何でかというとこの曲、ガチンコファイトクラブで使われていたんです。クラブ生がボコボコにされて消沈してるシーンとか、何かが打ち砕かれたときのBGMとして流れておりました。

めちゃくちゃニッチなビッグインジャパンです。少し意味が違うか。聞けば一発で思い出せるはず。

Noel Gallagher(ノエル・ギャラガー(oasis))

noel_gallagher

私の尊敬するノエル・ギャラガーも最近はジャズマスターばかり使用。

彼と言えばギブソンとエピフォンのセミアコばかり使っている印象でした。私にとっては後から使用機材が被った形なので、嬉しい誤算です。彼の機材を真似しようとしても、ES-335は高級で手が届きませんからね。

Noel Gallagher’s High Flying Birdsの新曲であるHoly MountainのPVでも堂々とジャズマスターを使用。私の中ではますますジャズマスター=オルタナの印象が深まった出来事でありました。この画像で持っているクリーム色のジャズマスターはNash guitars製ですね。

余談:Nash guitarsとは

アメリカのハンドメイドギターブランドで、エイジドギターを手がけます。ワシントン州の州都オリンピアにあるギター工房で制作され、パーツや材は選び抜かれたものが使用されています。

ボディは基本的に2ピースでラッカー塗装。ポットはCTS、ジャックはSwitchCraft、コンデンサはSpragueのOrange Dropと、高品質なパーツばかりです。

nash_jazzmaster

エイジド具合は選べます。

nash_jazzmaster_white

白はこんな感じ。

こちらがNash Guitarsの標準的なジャズマスター。エイジド加工が施され、ローラーブリッジとバズストップバーを標準で搭載しているのが特徴的です。「最初から弾きやすい」ことをコンセプトとしているだけあります。 その価格は36万円(税抜き)!もはやビンテージ並。

Thurston Moore(サーストン・ムーア(sonic youth))

thurston_moorej

hostessより引用

ご存知ソニック・ユースのサーストンムーア。オルタナとジャズマスターのイメージを強烈に関連付けた第一人者。音作りは今回挙げたプレイヤーの中では最も複雑な音作りで、とんでもない変則チューニングで独創的なサウンドです。数多くのジャズマスターを使用しており、そのほとんどにコントロール類を外した形跡があります。中にはピックアップセレクター以外の全てが取り払われた個体もありました。例えばジャズマスターの音が気になるのであれば、ソニック・ユースを聴けばなんとなくイメージできるかと思います。

美濃隆章(toe)

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toeの美濃氏は62年製を使用。音作りは繊細かつハード。ライブで見たことがありますが、ものすごいボロボロでかっこよかったです。裏面までバリバリに塗装が剥がれていたと思います。マスタリーブリッジに変更している他、ピックアップをビンテージタイプに交換しているようです。

浅井健一(BLANKEY JET CITY)

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彼は昔フェンダージャパンを使用。PV中でその姿を見ることができます。激しいカスタムが施され、なんとピックアップはホワイトペンギンのフィルタートロンが移植されています。現在は片方のピックアップの音が出ないそうです。いつか真似してみたいカスタムです。

MAMI(SCANDAL)

mami_jm

fender公式より。

彼女のシグネチャーモデルがSquireから出ております。厳密にはジャズマスターとは異なりストラトのコントロールを搭載したストラトマスターです。

パールホワイトの塗装に独特の模様が施され、シグネチャーモデルとしては異例の売上でした。再販されたようですので、まだ入手できるかと思います。

実際かなり格好いいので私も欲しかったり。シグネチャーモデルとしては安価(6万円)なのも良いですね。FenderのCEOであるアンディ・ムーニー氏はSCANDALの音楽性を高く評価しておりました。

フジイケンジ(The Birthday)

kenji_fujii

チバユウスケ率いるThe Birthdayのギタリスト、フジイケンジ。59年製を使用。他にも61年製、65年製と所有しています。プリセットスイッチとピックアップセレクターはテープでベタベタに固定されています。フロントピックアップばかり使用するようですね。

ブリッジはムスタング用に交換されていますが、オクターブチューニングが欠かせないようです。アノダイズドピックガードも格好いいですねえ。

小林祐介(THE NOVEMBERS)

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彼も浅井健一氏同様にフェンダージャパンを使用。Crafted in Japanのもので、比較的最近の製造。といっても2000年ぐらいです。浅井健一氏を真似てフィルタートロンを搭載。

沙田瑞紀(ねごと)

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本人のツイッターより。

彼女はフェンダージャパンを二本所持。ムスタング用のサドルに交換されています。やはりムスタング用は純正よりも若干大きいようで、弦の間隔が若干広がっています。プロの方もそのまま使っているぐらいですので、サウンドにさほど悪影響は与えないものだと思われます。

すぅ (Silent Siren)

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アメリカン・ビンテージシリーズの白を使用。真っ白なボディとマッチングヘッドが美しい。画像からは特別な改造点は判別できません。白のマッチングヘッドというのは珍しいんじゃないでしょうか。

川上洋平(Alexandros)

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65年製を使用。バズストップバーとマスタリーブリッジを併用していますね。併用している人は意外と少なく、かなり実用的なカスタムです。

併用するとかなりサウンドのキャラクターが激変するというのは商品レビューでもしばしば指摘されています。いかにもサスティンが伸びそうな組み合わせですね。

小川幸慈(クリープハイプ)

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白い62年製を使用。マスタリーブリッジに交換されています。側面と背面は塗装がボロボロです。ビンテージの風格漂う白が美しい。ブリッジはマスタリーブリッジに交換されています。ここまで列挙して、ジャズマスターは3トーンサンバーストに次いで白が人気なようですね。ブリッジはマスタリーブリッジが人気です。

土屋昌巳

masami_tsuchiya

ギターラボより。

彼のジャズマスター偏愛っぷりはものすごく、ネジ一本にまでこだわっているそう。62年製で、浅井健一氏の手にも渡ったことがあるらしいレアな個体です。ダメなブリッジでさえお気に入りなようで、純正をそのまま使っています。

山本タカシ

takashi_yamamoto

槇原敬之やハナレグミのサポートで知られる、生粋のギタリストである彼はブルーのジャズマスターを使用。ジャズマスターはソリッドカラーも格好いいんですよね。目立つ改造点としては、ブリッジとテールピースの間にスポンジを挟んでいることですね。ここがキンキン鳴るのがジャズマスターの特徴ですが、雑音でもありますので対策する人が結構居ます。

ヤマジカズヒデ(dip)

kazuhide_yamaji

主に65年製を使用。サーストン・ムーアの影響で変則チューニングが好きなんだとか。私はSonic Youthの曲をレギュラーチューニングでコピーしようとしたことがありますが、無理でした。

Nels Cline(ネルス・クライン(Wilco))

Nels_Cline
アメリカのオルタナティヴ・ロックバンド、ウィルコの彼はジャズマスターの雄。何せマスタリーブリッジは彼のためにデザインされたものです。60年製だそうで、塗装の殆どが剥がれ落ちているのが特徴。彼はプリセットトーンを使うそうです。何故かヘッドにはハローキティのシールが。

江口洋介

なんと俳優さんからもジャズマスターの使い手が。

総評

発売された当初はマイナーギターでしたが、どういうわけか現代のバンドマンに人気が出たジャズマスターでした。私の印象としては今時の邦楽ロック、それもフロントマンに特に好まれている気がします。田渕ひさ子の印象も強く、女性にもよく似合いますね。ここに挙げた中に好きなギタリストが居た方はラッキーです。すぐに買いましょう。

ちなみに私はジャパン以外を購入したことがありませんが、いつかはUSAも購入しようと考えてます。とはいえ著名なギタリストにジャパンの使用者が思いの外多いことを考えると、ジャパンは単なる廉価版でなく独自の良さがあることが伺えます。

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