私は日常生活のほとんどをマーチンで過ごしています。スーツにもマーチン、公園でもマーチン。後生大事にするようなものでなく、履きつぶすものと考えているからです。勿論、よく手入れしてますよ。
さてマーチンに限らず、革靴のフィッティングというのは難しい問題ですね。店舗で買っても失敗しますし、通販なら尚更。
新品のマーチンというのは革が硬く、よく足の甲が痛くなったり靴擦れが起きたりします。基本的には履き慣らして馴染ませるしかありません。
ずっと履いていれば驚くほど柔らかくなりますから、「ちょっとキツい気がする」という程度なら暫く履いて様子を見るべきです。しかしつま先が痛かったり、甲がパンパンに張っているようであればサイズが合っていません。ですので最初の一足ということなら、少々高くても店舗でフィッティングしてもらったほうがベターです。
無論、大きい分にはインソールやつま先パッドを使えば多少は詰めることが出来ます。

購入直後のマーチンは履き口が固いうえ内側の滑りも悪いため、靴下を脱がす方向に力が作用してしまいます。材質の影響も大きく、これはモデルや年式で内側の仕上げに差があります。
私の履き古したマーチンにおいては発生しませんが、買ったばかりのものはずり落ちの常連です。ですから慣らしは必須であると言えるでしょう。
さて履き慣らしの目安ですが、だいたい一か月くらいです。厚めの靴下を履くなどして足を保護しつつ、毎日少しの距離を歩くだけ。そうすると足の形に馴染んできて、内側が擦れてグリップが落ち、靴下の脱げない歩き方も身についてきます。
補足の手段として、ミズノのストロングオイルを塗るといった方法が考えられます。これは革用のオイルで、革を柔らかくして慣らしの期間を短縮する効果が期待できます。野球グローブ用ですがブーツや革ジャンに塗る人は多く、所ジョージも絶賛していたそうな。
最初は硬くて足が痛いのはマーチンの仕様ですから、頑張って履き慣らしてください。
思ったよりすぐ柔らかくなりますよ。





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