
チャーハン、はんだ付け、BAD FEELING。突然ですが、この3つから何を連想するでしょうか。
正解は、「絶対荒れる動画の御三家」です。
これらは誰にでも参入できる難易度でありながら奥が深く、好みや思想が割り込む余地が大きいのです。そのため議論を呼びやすいと。正解があるようで無いため、炎上要素は十分であると言えます。もちろん基本的なセオリーはありますよ、念のため。
炎上の本質を理解するために、原因を分析してみましょう。
1.チャーハン
まず男性って、チャーハン極めたがりますよね。
そして手順、味付け、食感、火力、油の量、具材など、ほぼ全ての要素で個人の好みが介入します。「これが正解」という主張が激しくぶつかり合うのは、これらの要素が組み合わさって無数のバリエーションを生み出すためです。
さらにチャーハンの性格を悪くしているのは、家庭で再現できる範疇の料理であること。誰もが一度は挑戦し、成功体験を獲得しています。
つまり全員が当事者であり、全員が審判です。
ここで必ず湧くのが「チャーハンは逆に難しい」論ですが、今はそういう話ではありません。帰ってください。
2.はんだ付け
実のところはんだ付けにおいては、正解が存在します。それはフィレットの形成です。
導体が濡れて、適切な量のはんだが流れて、光沢があり、富士山型の美しいフィレットが形成されていれば正解と言えます。普通に考えて、好みが介入する余地はありません。
しかし趣味の電子工作においては、厄介なことがあります。それは「完璧でなくとも動いてしまう」こと。例えば「はんだは極限まで薄くすべき」という論に対し、「やや多めに盛ったほうが安心できる」という心情があります。でもどっちも動いてしまうのです。
多少不格好であっても、導通があれば機器は動きます。そこに見た目の良し悪しとか長期的な信頼性の話が出てきて、要求レベルに差が生まれます。
特にエレキギターは精密機器でないため顕著です。
3.BAD FEELING
最後は、BOØWYの『BAD FEELING』のギターリフ。
このリフの絶妙さは、「難しいけれど、届きそう」な点にあります。多少下手でもそれっぽく聞かせることが可能なんですね。また布袋氏は様々なバージョンで弾いていますから、完コピという意味での正解は多岐にわたります。まして音楽ですから、好みの差はあって当然です。
しかしBOØWYファンの間には「こうあるべき」という意見が根強く存在しますし、布袋っぽさを追求する人も多いでしょう。
またBOØWYや布袋といった存在が伝説的ですから、多くの人々の熱い議論を巻き起こしてしまうのでしょうね。
まとめ
チャーハン、はんだ付け、BAD FEELING。
この3つに共通しているのは、技術と主観が分離できない点です。技術の話をしているつもりでも、いつの間にか自分の美学を語ってしまいがちです。美学を否定されると人はいとも簡単に戦闘態勢に入ります。
ですから「絶対荒れる動画の御三家」が成立してしまうのです。
しかしこの激しい意見のぶつかりあいこそが、それぞれのコミュニティの熱量、愛そのものと言えるのではないでしょうか。
御三家は、今日も平和に燃えております。





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