試奏で怒られるリフといえば?

無論、怒られたりはしないだろう。 しかし楽器屋店員は、素人のヘタクソな演奏で同じリフを聞かせられる事にウンザリしているのは想像に難くない。 この事象はミームとしても消費されているし、映画『ウェインズ・ワールド』の「天国への階段禁止(No Stairway to Heaven)」の看板はあまりにも有名だ。

なんとこれ、Amazonで売られている程である。

今回はその代表的なリフを紹介する。

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1. Smoke on the Water / Deep Purple

私はこれが真の王者だと考えている。「ギターを手にした人間が最初に弾くリフ」としてギネス級の知名度だ。それ故に店員は人生で数万回は聞かされているはずである。しかも間違ったフォームと間違ったピッキングで。

正しく弾いたとしても、店員としてはウンザリだろう。

2. Smells Like Teen Spirit / Nirvana

一位と双璧であり、グランジロックで避けては通れない聖典。しかしこれは、一撃でニルヴァーナと分かるほどの劇薬である。

これを弾いたが最後、店内は「またか」という気まずい空気で満たされる。

もはや技量は関係ないし、そもそもこれを弾く人がニルヴァーナ好きかどうかも怪しい。

3. SWEET CHILD O’ MINE / Guns N’ Roses

これはショート動画で使われがちなうえ、上映中である「閃光のハサウェイ キルケーの魔女」のEDとして大抜擢されてしまった。観客はこれが流れた瞬間吹き出したとか。

自宅における指慣らしには向いているが、如何せん今は時期が悪すぎる。

4. Stairway to Heaven / Led Zeppelin

言わずと知れた名リフ。美しいアルペジオながら初心者でも弾けなくはない難易度であるため、世界の楽器店で鳴り響いてきた。

しかも、大抵は途中で躓いて止める。店員はそれを見守ってきたのである。せめて引っかからず最後まで弾ききれば、評価も変わってくるかもしれない。

5. Seven Nation Army / The White Stripes

これは比較的新しい楽曲である。シンプル・イズ・ベスト、単純ながら耳に残るリフで私も大好きだ。しかしこれを弾いたところでギターの良し悪しは何も分からないため、試奏向きではない。

これを弾くと試奏でなく「弾きたいから弾いている」感が出てしまうので全くオススメできない。

6. Wonderwall / Oasis

アコギコーナーにおける帝王。オープンコードで試奏向きかもしれないが、そもそもカポが無いとキーが違う。

しかも原曲は低音側と高音側を小刻みに弾き分けており、あれで結構奥が深いのである。

アコギ初心者の最初の一曲とては大変オススメであるが、やはり楽器店で弾くのは控えたい。

まとめ:じゃあ何を弾けばいいのか?

結局のところ、初心者による手垢の付いたリフを繰り返し聞かせられることがストレスなのである。そこで私がオススメしたいのは、「若干ズラす」手法である。

例えばSmoke on the Waterなら、イントロリフからずらしてサビ部分の「Smoke on the Water~」の部分を弾くとか。

ニルヴァーナなら、Smells~でなくBreedを弾くとか。

これで初心者にでも弾けるけど、店員が聞きすぎたリフからはほんの少し遠ざかり、ウンザリ感も軽減されるかもしれない。

まあどんなリフだろうと調子に乗ってジャカジャカ弾くのはたいへんイタいので、控えめにしておくべきだろう。

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