ギターグレッチ音楽評

お前、いつの間にテネシアンに戻ったんだ?

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Gretsch Japan
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グレッチの基礎知識。多くのモデルが、チェット・アトキンスのシグネイチャーモデルであること。6119のペットネームである「テネシアン」の由来はチェットのアルバム名であること。チェットとグレッチの契約が切れてから、6119はテネシアンを名乗れなくなり、テネシーローズを名乗るようになったこと。

だから必然的に、同じ6119でもビンテージ=テネシアン、現行品=テネシーローズという図式が形成されていた。

この辺りを押さえておくと話の理解がスムーズだ。

しかし2024年9月に、不思議な現象が観測された。それは、公式ラインナップのテネシーローズが、いつの間にかテネシアンに戻っていたのである。

数日前まではテネシーローズだったが・・・。
今ではテネシアンに。

そして過渡期の新品を購入すると、「TENNESSEAN」と「TENNESSEE ROSE」、両方のピックガードが封入されているようだ。それで「まあ、それはお買い得!」とはならんだろう。

ナッシュビルの新製品が出たのも10月だし、思うにグレッチはラインナップの整理にかかっているのではないだろうか?ヴィンテージセレクトエディションとプレイヤーズエディションに分かれたのは2016年で、かれこれ8年も同じラインナップだし、そろそろ変化すべき時期であろう。

しかし、せっかく名前が元に戻ったのに、こんなステルス仕様変更で良いのだろうか?もっと大々的に宣伝すべきだと思う。「やったー!テネシアンに戻ったぞー!」と大騒ぎしても良いくらいだ。どう考えても重大発表の範疇である。

せっかくの新型ナッシュビルも、公式サイトの動線が悪く全ラインナップからでないと閲覧できない。新製品の情報くらい、トップに目立たせておいても良いだろう。アーティストのインタビューは後回しにしても良い。

斯様に、グレッチは絶望的に広報が下手である。

お願いだから、もっと宣伝に力を入れてくれ。何なら私も手伝うから。

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