エフェクターギター

ついに出た!新型マルチストンプ、MS-50G+の購入前レビュー

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ついに、超名作エフェクター・マルチストンプの新型が出るそうです。突如発表され、11月中旬販売開始。これは嬉しい!まだ手元にありませんが、外見やスペックシートから確認できる情報は沢山ありますので、レビューしてみましょう。手元に現物が無くとも、記事は書ける!

マルチストンプの良いところ

マルチストンプの何が優れているのかというと、その汎用性です。あらゆるエフェクターに化けてしまう、トランプにおけるジョーカーのような存在といえば分かりやすいでしょう。

一番シンプルな使い方は、エフェクトモデルを一つ設定しておくこと。こちらの画像ではチューブスクリーマーを設定しています。基本的に、画面に表示中のエフェクトのパラメータ変更とオンオフを切り替えることが出来ます。

もう一つの使い方は、複数のエフェクターを繋げた状態を再現した「エフェクトパッチ」を作ること。こちらの画像では複数のエフェクターが横に繋がっていることが確認できますね。フットスイッチを取り囲むカーソルキーで横移動出来ます。先程と同じく、表示中のエフェクトパラメータを変更する事が可能です。

パッチという概念は、エフェクターボードそのもの。もう一歩進んだ使い方だと、演奏中にパッチごと切り替える、なんて事も出来てしまいます。それを使いこなせば、複数のエフェクトを一気に操作するという事も再現できるというわけです。

マルチストンプとは、マルチエフェクターの機能をコンパクトエフェクターのサイズに落とし込んだ製品なのですね。

エフェクト数

旧モデルはアップデートを重ねてエフェクト数は172種類まで膨れ上がりましたが、今回の初期値は100種類。ぱっと見、ビッグマフやファズフェイスが無くなっていることが気がかりです。まあそんなにあっても使い切れないのですが、今後のアップデートに期待しましょう。

肝心のエフェクトが削除されている割に、誰もが認めるクソエフェクト「BOMBER」が続投しているあたり、ZOOMの人は「分かってやっている」と思います。ボンバー使ったことあります?めちゃシュールですよ?

インターフェースの変更

旧モデルはmicro USBですらない、miniUSBでした(その時micro USB全盛期だったにも関わらず!)今の若い人は、miniUSBなんて知らないかもしれませんね。それがこの度、USB Type-Cにアップデート!USB給電も可能で、何とiPhoneと繋いでエフェクトの追加、プリセットパッチの編集が出来ます!これは皆が待っていた!

バックライトカラー

旧モデルのバックライトは白一色でしたが、何と新型ではエフェクトに合わせてバックライトカラーが変化します。赤はドライブとか、青はフィルターとか。フルカラー液晶とまでは行きませんでしたが、我々は色でエフェクトを識別しているので、これはありがたい!

カーソルキーの形状変更

ついに、カーソルキーが「足で踏める」ようになりました。旧モデルはカーソルキーを踏むことを想定しておらず、足元で横移動をする事は困難でした。中には踏めるように改造したり、配線を変更してフットスイッチを繋いだりしている人も多く居ましたので、まさしく待望といったところでしょう。これにより、「演奏中にパッチを切り替える」「表示中のエフェクトを変更する」事が素の状態で可能になりました。

上下でパッチメモリーの選択、左右でパッチメモリー内のエフェクト移動に割り当てられており、このあたりの操作系統は以前と異なります。エフェクトの一覧表示は追加された「LIBRARY」ノブの押し込みに割り当てられました。

カーソルキーはフットスイッチを正方形に囲んでおり、全てのキーを足で踏めるように配慮されています。また、G2シリーズと共通化した結果でもあるでしょう。

エフェクトモデルのグラフィックと名称の変更

例えば今まではケンタウルスのモデリングはCentaGoldだったものが、GOLD DRIVEになっています。だだこれは今回に限った話でなく、現行の全ての機種で同様です。あんまり本家と似せるとマズイんでしょうけど、ユーザーからすると元ネタが分かりづらくて困るんですよね。真相が気になる所です。

もちろん、何かしらの事情があるのは考慮します。しかしどうせなら、もっと分かりやすい名前にして欲しかったかな。あるいはもっと変な名前に。

ノブが追加

ありがたいことに、ノブが一つ追加されています。以前まではノブが足りない場合画面をスクロールさせる必要がありましたので、操作性は飛躍的に向上しているものと思われます。

価格にZOOMの矜持あり。

旧型が¥11,500だった事に対し、新型は¥12,900。いやいやこれ、安すぎでは?これだけのアップデートをしておきながら、ほぼお値段据え置きです。

ZOOMといえば昔は安かろう悪かろうの筆頭格でした(言うほど悪くはありませんでしたが)。近年はエフェクトや筐体の品質も上がって、これまで通りの廉価な機種からハイエンド機種まで、ラインナップを拡充しておりました。その最中にありながら、マルチストンプの価格上昇を最小限に抑えた事は称賛に値します。

これ、「買いかどうか」なんて悩む必要ゼロ、絶対に買うべきです。私は既に予約注文済み、さて、いつ届くことやら。

(アフィリンクは旧型です)

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