以前ジャズベースのペグを分解清掃しまして、何事もなかったかのように記事を締めくくりましたけど実は大失敗したんですよ。その様子がこちら。
ヘッドの塗装が溶けた
こんな状態です。ラッカーにシリコンオイルはタブーでした。ペグにまんべんなくシリコンスプレーを噴射してから、よく拭き上げて取り付けたんですよ。
何日か経ってペグを回していると、ペキペキと塗装が剥がれる音がしたんです。もしやと思ってペグを外してみると、シリコンスプレーと触れた面がバリバリに溶けてしまっていました。
ラッカー塗装とシリコンの相性が悪いという風には聞いていたので注意してはいたのですが・・・。僅かな量でも接触したらダメだったようです。特にこのジャズベースはカスタムショップ製の薄いラッカー塗装。しかもレリック加工されており各所の塗装が汗で溶けている状態でした。
もう溶けてしまったものは仕方がないので、そのままにしてあります。普段はペグに隠れていて見えませんし、研ぎ出す気力も再塗装する技術もありません。いつか気が向いたらショップに持ち込んでリタッチしてもらいましょうかね。
ちなみにKUREのシリコンスプレー自体は非常に良い製品なので常備しています。滑りが悪くなった所に全般的に使えますし、溶剤を含みませんので安心です。ラッカー塗装のギター以外にはね。
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