ジャズマスターのサドルは各弦ごとに弦高調整できるタイプ。ブリッジ自体の高さを調節して全体の弦高をおおまかに決めてから、サドルごとの高さを細かく調整します。そのときに触るのがイモネジです。
ジャズマスターのイモネジは弾いていると勝手に飛び出してきてしまうのです・・・。元々イモネジとネジ穴のクリアランスが大きいことと、弦のテンション不足でイモネジ自体に大した力がかかっていないことが原因と思われます。
これを放置しておくと弦高が勝手に下がってしまい、最悪の場合イモネジを紛失します。無改造で解決することができますので早めに対策しておきましょう。
このようにねじロックをイモネジに塗布するだけです。ねじロックというのはロックタイト社の商品名で、ネジ専用の緩みどめです。嫌気性の接着剤で空気を遮断することにより硬化します。
瞬間接着剤のようにカチカチに固まるわけではないので、緩みを防止しつつも再度回すことができるというスグレモノです。
強度に種類がありますが低強度で十分。間違えて高強度(赤)なんて塗ったが最後、回せなくなります。今回手元に中強度があったので使っていますが、それでも少し強く感じました。
ネジ山にほんの一滴足らして締め直すだけで作業は終了。一滴でも多いくらいなので、紙の上に出してからイモネジをディップしたほうが安全かも。10分もすれば硬化するので、何日も放置する必要はありません。取説には24時間で完全硬化とあります。
もし外せなくなったらドライヤーとかで軽く温めれば外せます。作業自体は10分もかかりませんし費用もねじロック代の700円程度で済みます。純正サドルのまま使いたい人にオススメです。
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