2021/03/31を以て神田商会のグレッチの取り扱いが終了し、今後の販売はフェンダー日本法人のフェンダーミュージックが引き継ぐそうです。
つまり今後グレッチはフェンダー直販になるという事。
神田商会の公式Webサイトは新体制に向けて刷新されましたね。というかTV Jonesは引き続き神田商会が代理店なんですね。
国内輸入代理店業務終了のお知らせ2021年2月
2021年3月31日をもちまして、弊社はGRETSCH®の国内輸入代理店業務を終了させていただくことになりました。
なお、4月1日より修理、アフターサービスに関しての問い合わせ先は、下記フェンダーミュージックカスタマーサービス宛になります。
MAIL: ASKFender.JP@fender.com
TEL: 0120-1946-60
(月-金 10:00 – 17:00)これまでのご愛顧に感謝を申し上げると共に、引き続き倍旧のご厚情を賜りたくお願い申し上げます。
6年前にもフェンダージャパンで全く同じことがありましたね。
フェンダーは2014年に山野楽器との代理店契約を終了し、日本法人のフェンダーミュージックを設立。フェンダージャパンというブランド自体が終了し、日本製のフェンダーはフェンダー直系の日本製シリーズという扱いになりました。
フェンダーがフェンダージャパンを手中に収めたのですね。
そして今回、フェンダーミュージックが引き継いだブランドは以下の通り。
JACKSON®(ジャクソン)
CHARVEL®(シャーベル®)
GRETSCH®(グレッチ®)
BIGSBY®(ビグスビ®ー)
これら全ての神田商会での取り扱いが終了し、フェンダーミュージックが引き継ぎます。
代理店方式と直販方式、良し悪しは正直よく分かりません。双方にメリットとデメリットがあるでしょう。
ギブソンでの事例を見てみましょう。実はちょっと前に、ギブソンも全く同じことをしたんですよね。2006年に山野楽器との代理店契約を終了して、ギブソンジャパンを立ち上げたのです。
その直後何が起きたかというと、ギブソンを全く見かけなくなりました。島村楽器がギブソンを売らなくなったんですね。今はもうさすがに再開しているとは思いますが・・・。
ギブソン直販になってからと言うものの、値上げが行われたり、検品が雑になって品質が落ちてしまったのだそうな。
2018年、終いにゃギブソンは倒産してしまったわけですから、相当舵取りが不味かったんでしょう。
このような事例から、代理店を通さず直販になったからと言って、必ずしも価格が下がったり品質が上がったりするわけでは無いという事が伺いしれます。
代理店が批判される事も往々にしてありますが、少なくとも山野楽器や神田商会はいい仕事をしていたんじゃないでしょうか。
現在神田商会からはグレッチなどの情報が全て削除されています。代理店契約が切れたのですから当然です。
一方フェンダー公式サイト。下記のような文言があります。
FMICの傘下ブランドには、Fender®、Squier®、Charvel®、Gretsch®、Jackson®、EVH®があります。
一応書いてはいますけど、日本国内向けのグレッチ情報はどこにも記載が無い状態です。フェンダーミュージックがGretschを引き継いでからはや一ヶ月、せめてラインナップくらいは載せてほしいのですが。
購入だけなら神田商会のオンラインストアから可能ですが・・・続報が待たれます。
追記
フェンダーに問い合わせてみました。
一応こちらが日本公式サイトのようです。海外向けサイトを簡単に翻訳した程度の作りですが。というかグーグル検索で.jpのドメインがヒットしませんし、フェンダーのサイトにもリンクが貼られていないので少々不親切です。
また、公式オンラインストアでの販売は準備中らしいですが、開始時期は未定だそう。それって実質予定が無いという事なのでは・・・。
神田商会のオンラインストアは本体やパーツの品揃えが良かったのに、フェンダーに切り替わってからはダメダメですね。
こちらが正規取扱店となってますが、どう考えても少なすぎです。こんな調子じゃ通販で買った方が早そうですが、しかしギターを試奏もせずに買うのは度胸が要ります。地方のユーザーには試奏のチャンスも無いというのはどうかと・・・。
こちらが末尾違いの海外向け。ちなみにアーティスト紹介が日本と異なり、浅井健一、チバユウスケ、横山健の名前はありません。悲しい。
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