よく思う事だけれど、絶対的にお金のかかる/かからない趣味というのは意外と少ない。
何故ならどんな趣味であっても、お金のかけ方は選べるからだ。
例えば読書だったらどうだろう。毎週のように新刊を買っていたらそこそこお金はかかる。しかし古本を買えば安上がりだし、図書館で借りれば無料だ。。何であれ、選択肢に幅を持たせることは可能である。
イニシャルコスト
ギターの場合どうだろうか。ギターを買わずに始めるのは難しいだろうから、初期費用は絶対にかかる。
ギターは安くて1万、高くて50万といったところ。100万となるとヴィンテージ等の付加価値がついている事が殆どだし、上を見るとキリが無いので50万で一旦区切ろうと思う。フェンダーカスタムショップが大体50万円くらいなので妥当な金額だ。
極端な話、ギターを手にした瞬間からギタープレイヤーになれる。ギターがあればそれだけで始められると考えれば、趣味としては安上がりじゃないだろうか。
アンプやエフェクターなんて必要になった時に買えば済む話だ。チューナーは必須だけれど、今時はスマホアプリで済ませることも可能だ。
ランニングコスト
ギターにおけるランニングコストといえば、弦だろう。弦の寿命は大体1ヶ月、1セットで600円くらい。
しかし律儀に毎月交換する必要は全く無い。何故なら、常に最高のパフォーマンスを発揮する必要は無いからだ。
大体弦の交換基準は3段階あって、
- 音が悪くなったら替える
- 錆びたら替える
- 切れたら替える
といった具合だ。その最も厳しい基準である1が一ヶ月、もっと言うと二週間くらいという話。しかし素人の趣味程度そこまでストイックになる事も無いので、〜3ヶ月ぐらいを限界としてその範疇で交換すれば良いだろう。
その先は真っ黒に酸化してきて手が痛いし、フレットに悪いのでやはり替えた方が良い。また切れるリスクもある。バチンと音を立てて突然切れるのは結構怖い。
その他のランニングコストといえばスタジオ代だ。大体1時間あたり500円から1000円くらい。
これも行く頻度なんて千差万別だし、全く行かない人も居るだろうから幅が大きい。私が最後にスタジオに行ったのは、2年前くらいだろうか。ライブが近ければ行く頻度は増すし、逆に人前で演奏する機会が無ければほぼゼロだ。
機材沼について
ギターの世界には沼がある。私はギターの本数が多いし、現在はエフェクター沼に片足を突っ込んでいる。何せ歪みペダルが面白すぎて、次から次へと買ってしまうのである。そうなるとパッチケーブルやスイッチャー、電源等の投資先が増えてキリが無い。悪化する前に機材整理を始めた所だ。
私の部屋にはギターが4本とベースが1本。ピーク時は8本くらいあったので少し減らした。最終的にはギター3本とベース2本くらいに収めようと思っている。買う時は同時にリリースも行って、増えないように維持している。少ない機材でやりくりできる人が羨ましい。
これは自制心の問題なので、人によって振れ幅は大きい。
お金をかけない事もできる
最低限必要なのはギターとチューナー。維持費に計上するのは弦。
ギターからして値段の幅が大きいし、機材の取捨選択は自由だ。かける金額の幅が広い趣味であると言えるだろう。
機材沼にハマってしまった人は結果としてお金がかかってしまっているだけなので、お金が無いと始められないという事も無い。
またバンド活動をやるかどうかでも大きく変わってくる。
バンド活動には多くの機材投資が必要だし、スタジオ代、ライブ代、打ち上げ代がかさむのでどんどん支出は増えてくる。
私はたまにコピバンをやる程度なのでその辺りは少なくて済んでいる。
お金をかけるかどうかは、ギターを買ってから考えよう。
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