DIY

一番簡単なパラコードブレスレットの編み方

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私の趣味の一つ、パラコード編み。編みすぎて余ったものは時折メルカリに出品していましたが、案外カラーやサイズの問い合わせが多いのです。

「こういう色で編めませんか?」

「ネックレスくらいの長さで編めませんか?」

等々。多少のオーダーなら対応できるのですが、あんまり細かい要求は対応が難しいのでお断りしていました。お金儲けをしたいわけではなく、趣味で作っていたものを趣味で販売していただけですからね。私は商売の才能が無いのだと思います。

しかしあんまり問い合わせが多いので、作り方を公開しようと思います。私が作るもので一番簡単なものは、「コブラノット」と「ダイヤモンドノット」を組み合わせたブレスレットです。金具無し、バックル無しで素手で編めるためとっても簡単です。慣れれば10分くらいで編めますよ。

用意するもの

  • 芯材用のパラコード 90cm
  • 編み込み用のパラコード 2m10cm
  • ライター(できればターボライターやポケトーチ)
  • はさみ

以上です。

パラコードに関しては私は専らアトウッド社のものを使用しています。ナイロン製で耐久性・耐候性が高いためです。他社製でも良いのですが、複数色で編む場合は絶対にメーカーを統一してください。モノが異なると編みづらいのと、溶かして溶着する際、メーカーが異なるとくっつかない場合があります。

ライターは焼き留めに使います。パラコードはナイロンやポリエステルの化学繊維であるため、炙ると溶けてプラスチック状になります。火力が高い方が仕上がりが綺麗ですので、できればターボライターやポケトーチをおすすめします。

焼き留めをする

切断後はほつれやすっぽ抜け防止のため、すぐに焼き留めしてしまいましょう。外装と芯線は独立していますので。火災防止のため水を用意してから作業すると良いですね。

切り口をさっと炙ります。炙ると大体3mm〜5mm程縮むことを覚えていてください。

高火力で一気に焼いた方が仕上がりが綺麗です。

炙るとすぐに溶けてきます。焦げる寸前くらいがちょうど良いですね。目安としては飴色くらい。少しくらいなら焦げても問題ありませんが、火が灯って黒焦げになってしまうと炙りすぎです。その場合は切り落としてやり直してください。

満遍なく溶けたらハサミを軽く押しつけて潰します。意外と猶予がありますのであまり焦らなくても大丈夫です。

コブラノットで編み込む

コブラノットは平編みとも言います。この動きを繰り返すだけなのでとても簡単です。本線は最後に作るダイヤモンドノットを通しますので、大体1cm〜2cmで輪っかを作っておいてください。多少ならば修正が効くのであまり神経質になる必要はありません。私の場合大体小指が入るくらいで作っています。

あとは同じ動きを左右入れ替えながら繰り返します。どっちを折り返せばいいのか分からなくなっても大丈夫、編み目のコブが出来ている側を折り返せば良いのです。

締める強さはお好みで問題ありませんが、一定の強さで編んでください。私の場合そこそこ強めにギュッと締めています。きつめに編むとガッシリした仕上がり、ゆるめに編むと柔らかい仕上がりになりますので単に好みの問題です。

同じ動きを繰り返し、もう完成が見えました。手首に当ててみて良い感じのサイズになったら終了です。編み込みの部分が手首を一周するくらいの長さで作るとちょうど良いかと思います。

最後の部分はきつく締めておきましょう。

端糸を切って焼き留めをする

※間違って本線を切らないように注意

余った線を切って焼き留めします。焼いた部分は少し縮みますので、それを考慮して3mm〜5mm程度残して切りましょう。

この工程は重要で、焼き留めした部分がカエシの形になって抜け留めの役割を果たしますのでしっかりと潰してください。

ダイヤモンドノットでボタンを作る

私の一番好きな工程、ダイヤモンドノット。慣れると簡単です。最後、中央部分に菱形が出来たら成功です。この形がダイヤモンドノットたる所以です。

複雑に見えますが簡単です。左側に出ている線で、右側の本線を抱いて中央のダイヤモンドから出します。反対側も同様、右側に出ている線で左側の本線を抱いて中央のダイヤモンドから出します。

揉むようにして両端を引っ張っていくと徐々に締まって丸くなります。最後の焼き留めは余裕があれば丸みに合わせてハサミを押し当てると良いですね。

ダイヤモンドノットがどうしても難しいようであれば、2本を束ねて片結びにしてしまっても構いません。その場合は最初に作る輪っかをもう少し小さくする必要があります。

完成

こんなに素敵なブレスレットが出来ました。輪にボタンを通すという方式ですが、自然に外れてしまうような事はありません。引っ張るほど輪は細くなりますからね。

様々な色を組み合わせて作れますし、何より簡単ですのでおすすめです。

釣りやキャンプの時に装備すると雰囲気が出て良いですね。カバンに取り付けても良いと思います。

どうしても難しいようであれば本を買うか、YouTubeで動画を探してみてください。アメリカではパラコード編みが盛んなため、山ほど動画がヒットするはずです。

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