メルカリで売却したエフェクターを郵便局で発送しようとした時の話。
ゆうゆうメルカリ便を使うと、伝票の品名には投稿したカテゴリが自動で設定される。今回の場合品名に「おもちゃ・ホビー・グッズ>楽器/機材>エフェクター」と記載されていた。
その伝票を貼って郵便窓口に預ける時、郵便局員から
「エフェクターとは何ですか?」
と聞かれてしまったのだ。
さて、エフェクターとは何だろう。そんなことは考えたこともなかった。こっちが聞きたいくらいである。
これはいらすとやの素材。BOSSのOD-3あたりが元ネタだろう。
いらすとやの説明によると「エレキギターの音に歪み等の効果を与えるためのエフェクターのイラストです。」とのことだ。なるほど、分かりやすい。
エフェクターとは日本で使われている一般名詞で、海外ではeffect pedals、guitar pedals、或いはpedalsなどと呼ばれる。日本では「効果」側、海外では「ペダル」側がメインというわけだ。
その歴史は1960年台から始まっており、今やギタリストの足元には当たり前に存在している。大してギターを弾くわけでもない私でさえペダルボードを構築しているぐらいだ。
エフェクターを使って音を変えるのはギターの楽しみ方の一つであるし、特権であると思う。要塞のようなペダルボードを構築する人も居れば、収集だけが目的の人も居る。さらには作る楽しみもある。
エフェクターによってギターの世界は更に広がっていくのである。
ただしエフェクターはギターの音に効果を与えるものなので、ギターありきだ。それ単体では成り立たない。つまり「機材」であって「楽器」ではないのだ。それ自体で音を作れるシンセサイザーとは異なる。
とまあ色々考えてみたが、郵便局員のおじさんはそこまでの説明を求めているわけではない。「端的に言って何なのか」を聞いているのである。
「ギターの機材です。」
私はそう答えた。
「ああ、ギターの。」
おじさんは分かってくれたようだった。
エフェクターはギターの機材。私の回答は正しかっただろうか。
コメント