私は機材の入れ替えペースが早く、一つのものを長く使う事が少ない性分です。そんな私にも、そこそこ長く連れ添った相棒が。それがPolytune Clip。発売して割とすぐ買ったので、5年くらいの付き合いになるでしょうかね。
Polytuneはペダル型とクリップ型がありますが、私が買ったのはクリップ型。これが大正解でした。
そもそも家でちょっと弾く程度なので、毎回シールドを挿して、ペダルボードと接続して、電源を入れて・・・というのは面倒です。ライブやレコーディングをするわけじゃないので、ペダル型のチューナーを導入する理由がありませんでした。私のようにちょい弾きが多場合はクリップチューナーが最適だったんですね。
このPolytune、高い割に安っぽいですが、中身はかなりの高性能。
チューニングモードは一般的なクロマチックチューンと、超高精度のストロボチューンを搭載。ストロボチューンは何とその誤差+/-0.02セント!精度が重視されるオクターブチューニングで重宝します。こんな小さなボディで、一般的なチューナーを凌駕する精度です。表示が明るくて見やすいのもポイント。ストロボ表示は真ん中のラインが流れるように動きますので、それが静止するように合わせます。私は常にストロボモードを使用。キラキラしていて美しいですし、慣れるとこちらの方が合わせやすいのです。
こちらが目玉機能のポリフォニックチューン。この場合はタテに見ます。中央が消えていますが、左から6弦です。全ての弦をいっぺんにチューニングする事が可能で、これはビブラートユニットを搭載しているギターで威力を発揮。しかもこれ、全部の弦を鳴らすと自動でポリフォニックチューンに切り替わります。
ビブラートユニットがあると、一本の弦を張ると他の弦がだんだんとズレてくるんですよね。そのため何度か往復してチューニングする必要があるんですが、Polytuneだと一発です。
一気に全体を合わせてから一本ずつ微調整、それで完了。普通のチューナーとはスピードが段違いです。
PolyTuneの廉価版にUnituneがありますが、こちらはポリフォニックチューン機能が省略されています。その分お安くなっているため、使わない人はこちらでも全く問題ないと思います。
この製品、LEDが明るくて本当に見やすいですし、スピードも速くて、上下の自動回転とか、当然基準ピッチの変更もできますし至れり尽くせりです。もちろんベースにも使えますが、ギターとベースの切り替えがボタン長押しでちょっと面倒なのが唯一の不満点。それくらいですね。
多分壊れるまで使いますし、壊れても同じものを買うと思います。久々の当たり機材でした。
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