ギター安ギター

だから初心者セットは買うなっつってんだろ!!!

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さんざん言われている事だが、その被害者が後を絶たない。誰がどれだけ言っても、その時代に必ず、これを買ってしまう人が現れるのである。

多くの場合はストラトタイプで、色とりどりだ。見栄えは良い。

私は安ギターが大好きなので、安ギター単体で買うことは全く否定しない。1万円でエレキギターが買えるだなんて素晴らしいじゃないか。

しかしそれと抱き合わせになっている不要品の山、山、山。落ち着いて考えて欲しい。それらは絶対に必要ないものだ。フォトジェニックの初心者セットを例に見てみよう。(毎回思う事だが、見掛け倒しのギターにPhotogenic(写真映えのする)というロゴが付いているのは凄い。)

まずアンプだ。絶対に要らない。アンプそのものが要らないという話でなく、粗悪なアンプなんて絶対に必要ないという事だ。一般に言う「このアンプは音が悪い」なんてレベルではなく、本当に使い物にならないのである。格安のアンプを作って売るという企業努力は評価する。しかしこれらはアンプとして最低限の音が出るだけであって、実用に耐えうるものではない。正直、こんなアンプで鳴らしたらギターが嫌いになってしまうだろう。しかもそんなアンプに限って、音が無駄にでかい。「初心者の頃に買った安ギターを未だに使っている」という人は案外多いが、安アンプを使い続けている人は皆無だ。

次にシールド。これも、付属品の品質はあまりにも酷い。ギター用のシールドケーブルというのは、外部ノイズからギターの信号を守っているためそう呼ばれている。安シールドはその役目を果たせず、ノイズを拾い放題だ。本当にありとあらゆるノイズを拾ってしまう。これと安アンプを組み合わせた時の音は、地獄。

次にチューナー。安物のチューナーなんて要らないので、無料アプリで十分。練習を続けていると良いチューナーが欲しくなるのでその時に買おう。楽なのはクリップチューナーだ。

次にヘッドホン。いやいや、どこの家庭にでもあるだろう。別にスマホの付属イヤホンでも問題ない。最近は有線イヤホンが付属しているスマホが少ないとはいえ、大きなお世話である。

次にピック。楽器屋で有名メーカーのピックが一枚100円で売っているのに、付属品を使う理由が無い。そもそもピックは自分に合うものを選びたい。ちなみに私はどうしてもピックが無い時、ツタヤのカードを切って作ったことがある。

次にストラップ。アーニーボールの新品が1000円で買えるのに、何が悲しくて無名の付属品を使わないといけないのか。ストラップは目立つ部分だから、好きな柄を選んだほうがモチベーションが上がる。

次にクロス。要らない。ハギレで十分。そもそも安ギターを丁寧に拭き上げる人がどこに居るのか。

最後にギターケース。これだけは必要だ。ギターは持ち運ぶものだからだ。しかし、新品のギターを買うと大抵ケースもセットであるため、初心者セットを選ぶ理由が無い。

初心者セットの付属品がいかに不要品の山であるか、ご理解いただけただろうか。しかしこれだけあって、ギタースタンドが付属していないのはどういう事なんだ!?

ギターは自立しないから、スタンドは必須である。ギターの上達が早い人というのは、いつでもギターを手に取れるようスタンドに立てかけているものだ。逆に、毎回ケースに仕舞い込んでいるような人は見込みが無い。練習自体が億劫になってしまうからだ。気軽に手に取って、弾いて、スタンドに立てる。ギターはそれの繰り返しである。常に見える場所に置いておくというのが重要だ。

というわけで、私が思う必要最低限の品は、ギター、ストラップ、スタンド、あとはピック。この三つさえあれば練習はできるから、必要なものは後から買い足していくことをおすすめする。

アンプなんて、ハードオフでVOXのPathfinder10を買って来れば良い。6000円ぐらいでいくらでも転がっているのだから。シールドはプロヴィデンスの一番安いやつ、自宅なら3mもあればよい。

そして最初の一本をどうするかという話だが、私はスクワイヤー、エピフォン、パシフィカの中古をおすすめする。定価が3万円を超えてくると、トラブルが圧倒的に少ないからだ。ちなみに私は壊れていないスクワイヤーのストラトを1000円で買った事がある。とりあえずハードオフに行こう。

コメント

  1. unchikun より:

    初心者におすすめなのは、楽器屋で5万持って初心者ですが・・・って相談すること
    アンプはnuxのmightyairとかお手軽で良いと思う

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