※この手法では臭いがぶり返しましたので、全面的に撤回します。丸洗いの方が効果的でした。
G&Lのベースを購入したんですが、古いものでケースもなかなか年季が入っておりました。ケースの劣化具合など気にしませんが、問題なのはそのタバコ臭。超臭え。私も昔は吸っていたので気持ちは分かりますが、とにかく喫煙者というのはタバコの臭いに鈍感です。
バンドマンというのは喫煙率が高いですし、喫煙環境に長い事晒されていたことが容易に想像できます。ケースの内張りのフサフサが、これまた臭いや汚れをキャッチしやすいのです。幸いベース本体に臭いは移っていませんでしたが、そこそこキツい臭いなので何とかしましょう。こんなケースを常用していたらいずれベース本体も臭くなってしまう事でしょう。
使用するのはファブリーズミストラル。別にこれが良いとかそういう話でなく、たまたま手元にあったからです。こちらはお部屋用であり、布に直接かける製品ではありませんがどうでも良いです。海外の情報も参照しましたが、ペット用の消臭スプレーを使う人が多いみたいですね。当然ながらファブリーズの臭いで上書きされますので、好みの香り、あるいは香りが強烈すぎないものを選択しましょう。ちなみにファブリーズミストラルのフレッシュシトラスはそこそこ強いです。
参考までにリセッシュの成分表を見てみると界面活性剤やエタノール等ですから、効果がゼロという事はないでしょう。ヤニは漢字で書くと脂、つまり油汚れですから熱やエタノールで溶解します。
どれが良いとかは分かりませんが、強力である事を謳っている製品、また大量に使用しますので、絶対にガスを使っていない製品にしてください。消臭スプレーの爆発事故はとても多いですから。
とりあえずたっぷりと噴射します。容赦せず大量にかけて下さい。湿るくらいでないと汚れを落とせません。
次にウエスで拭います。どうですかこれ、まっ茶色です。つまり汚れが落ちているという事ですね。
何度かスプレーと拭き取りを繰り返した後。だんだんと色が薄くなっていますので、間違いなく汚れは落ちていると判断します。満足いくまで拭ったら陰干しでもしておけば良いかと思います。
私が使用しているのはSCOTTのショップタオルですが、青でも白でも性能に大差はありません。
強く摩擦する都合上、大量の毛が抜ける事にご注意ください。それを掃除機で吸えば完璧です。
以上、私の場合この手法で臭いが軽減しました。
ケース内に消臭剤や備長炭を入れる等の方法もありますが、効果は薄いと思われます。臭いの発生源が無くなるわけではありませんからね。やはり何かしらの消臭スプレーを噴いて拭うのが手っ取り早いかと思います。
しかしこの手法も完璧ではなく、消臭スプレーの臭いが薄れると共にタバコ臭が復活してきます。完璧に落とすのは難しいという事ですね。
あとはスチームクリーナーを使うといった方法も考えられます。ヤニは熱で溶解し、水分と一緒に臭いも飛ぶといった理屈です。スチームアイロンの蒸気を当てても同じ事ですが、作業効率の問題ですね。
一応綺麗になりまして、当初のような部屋に充満するタバコ臭ではなくなったので満足です。そもそも喫煙環境に放置しないようにしましょうね。中古のギターを買う際は本体とケースの臭いについて確認すると良いです。ソフトケースとかもカビ臭くなりやすいですからねえ。
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