こちらのジャズベースをよく見ると分かるんですけど、錆びたネジとピックガードの色が同化していますね。あんまりサビサビだとみすぼらしいので何とかしようと思います。
ビンテージ感は失われますが錆びすぎよりもマシだと判断。要所が輝いているとそれだけで美しく見えるものです。
Fender純正ネジを購入
ネジはFender純正品を購入。クロームはサウンドハウスで24本入り540円、大した値段ではありません。全く同じ寸法の木ネジを探すのは案外難しいので純正品が無難ですね。ピックガードのネジなど大したトルクで締められているわけではありませんが、本数が多いと大変面倒ですので電動ドリルを使いました。
ネジを取り替えるだけですぐに終わりました。銀色に輝いているためようやくネジの存在を視認できます。やっぱりネジはピカピカが良いですね。
ラストリムーバーで錆を落としてみる
ここからが本題です。取り外したネジはどうせ余りパーツですので、それを使って錆落としの検証をしたいと思います。ヤスリとコンパウンドで磨くという方法も当然あるんですが、手元に錆取り剤があるのでそれを試してみようと思います。
使用するのはKUREのラストリムーバー、ラスト(錆)をリムーブ(落とす)するというこれ以上無く分かりやすい商品です。サビ落としはリン酸が主成分でサンポールなどでも代用できるのはそのためです。
サビを落とすには完全に浸してしまうのが効果的です。本当は空き瓶に入れて降るのが良いんですけどね。見当たらなかったので塗料皿でやりました。早速反応して泡が出てますね。
こちらが一時間ほど浸けた後です。表面に浮いたサビが落ちているのが分かります。軽度のサビなら数時間で良いようですが、せっかくなので一晩そのままにしておきました。 一晩経ちました。表面に浮いた赤錆が綺麗に落ちています。しかし思ったよりもサビが深く、黒ずみとして残ってしまいました。まあサビは綺麗に落ちましたので良しとします。
そのままにしておくとまた錆びてしまうので、台所用の中性洗剤で洗浄して中和します。
その後はKURE6-66を塗布しました。6-66はマリン用で、5-56よりもだいぶヌルヌルしており揮発性が低く防錆性能が高いです。本気の錆止めには6-66をおすすめします。
サビを落とすか、交換するか
手間暇をかけましたがサビの完全除去には至らず、黒ずみが残ってしまいました。そもそもラストリムーバーは1000円くらいしますが、新品のネジは540円です。ネジのサビ落としは場合によって割に合わない作業です。
しかしビンテージのパーツを残したい場合や高級なパーツにはサビを落とす価値があります。
電動工具やルーターを持っているのでしたら作業は楽ですので、試してみるのも良いかと思います。
磨き作業の記事をアップしたので、よろしければご覧ください。
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