はい、どうにもならないでしょう。
しかしイギリス国歌の方のGod Save the Queenはチャールズ新国王の即位を受けてGod Save the Kingに変更されるそうですし、紙幣や硬貨のデザインも変更になります。王政国家というのは色々あるんだなあと思った次第です。
そこで気になったのは、セックスピストルズの方のGod Save the Queenはどうなってしまうのか!?という点。これがどういう曲なのかというと、イギリス国歌と同名のタイトルで国家権力を強烈に皮肉った曲です。
反体制バリバリのパンクバンドが「女王陛下バンザーイwww」と歌うことのヤバさが想像できますでしょうか。結果ピストルズのGod Save the Queenは放送禁止となり、ジョン・ライドンは国粋主義者に左手を刺されてしまうのですが・・・。
しかしこの曲、底抜けに明るい事が特徴です。何も知らずに聞いたら、最高に楽しいパンクロックだね!となる事請け合い。しかし歌詞はかなりヤバめ。
どうでも良い話ですが、私はシド・ヴィシャスを神格化する風潮があまり好きではありません。楽器の下手なバンドマンというのは嫌いではありませんが、「シド・ヴィシャスはベースが弾けない」というのは演奏を聴く限りマジです。PV撮影とはいえアクセントを入れる箇所が明らかにおかしかったり、弾けていないことが分かります。
ベースが弾けないベーシストを神格化するなよ!と思ってしまうのです。
とはいえ本来は礼儀正しい好青年だったそうで、ヴィヴィアン・ウエストウッドに上手い事商品化されてしまった事が何だか気の毒に思います。
シドの下手さは公式やファンの間でもしばしばネタにされており、Sex Pistols!と紹介された後に何故かRamonesを弾き始めるなど奇行が目立ちます。
話は戻って、God Save the Queen(ピストルズの方)の話。
個人的には、God Save the Kingで再録したヴァージョンを聴いてみたい!と思います。QueenとKingで歌詞に無理は無さそうですし、何ならR.I.P.と言っても良いかもしれない。We mean it, manですしね。マジで言ってんなら仕方がありません。
そしたらいよいよ国粋主義者に命を狙われてしまうかもしれませんが・・・。
ちなみに私は高校の頃パンクファッションが好きで、こんなTシャツを着たり鋲付きのアクセサリーをジャラジャラさせていました。高校生にヴィヴィアンや666が買えるはずもなく、サンキューマートで仕入れたアイテムを身につけていましたね。財布には優しかったですが、安物のパンクアイテムは鋲が取れる取れる。
そんなファッションに片足突っ込んでいたのも今では良い思い出ですが、ユニオンジャックモチーフが好きなのは今でも変わらないのでした。
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