DIYドラム

ディスクふにゃふにゃシステムの必要性について

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多くの方が勘違いしている事だと思いますが、電子ドラムは静かではありません。ディスクふにゃふにゃシステムによる防震対策は必須です。

日本の一般的な家屋で電子ドラムを何の対策もなしに叩くことは不可能であるとお考えください。

電子ドラムの騒音ってどのくらい?

うるさいです。まずドラムとは「超うるさい」打楽器でありまして、電子ドラムはそれが多少マシになる程度です。ドラムは無理だけど電子ドラムなら大丈夫とはなりません。打音は材質の進化で静かになっているものの、バスを踏んだ時の振動はかなりのものなのです。

メッシュパッドは静かだけれど

最近はパッドも進化してまして、ローランドのメッシュパッドは大変に静かです。ただ「物を叩いている」ということに変わりは無く、それなりに音は出ます。

メッシュパッドを叩いた時の音は「バシッバシッ」といった感じで、網戸をスティックで叩いているようなものだとお考えください。音が想像できましたでしょうか。

その他シンバル等はゴムパッドで、「バコン」というような音が出ます。当然メッシュパッドよりはうるさいですが、家の外にまで聞こえるような性質のものではないです。

本当にヤバいのはバスドラム

一番の問題になるのは、最大の音量を誇るバスドラムです。バスドラムは「足でペダルを踏む」ことによって音を出すものであり、この「踏む」という動作自体がとんでもない騒音を放つのです。

ペダルを踏んで、ビーターが駆動して、ヘッドを叩く。

この動作が起こす騒音は打面がメッシュであっても殆ど関係ないんですね。

例えば床に思いっきり踵落としをしたとしたらどうでしょうか。或いはゴムハンマーで床をゴンゴン叩いたら。階下どころか、近所中に響き渡る騒音であることは想像に難く無いかと思います。ペダルを踏んだ時の音はそれに近いです。

静音ビーターを使う事によって軽減はしますが、踏む動作そのものが起こす「振動」はどうしようもないのです。

騒音対策

しかし対策が全く無いわけではありません。それが「静音ペダル」「ディスクふにゃふにゃシステム」です。

静音ペダルはビーターとヘッドを省略したペダルです。その中でもROLAND KT-9は打撃を排除しており、最強の静粛性を誇ります。どれだけ強く踏んでも打音が発生しないのです。

ディスクふにゃふにゃシステムは自宅ドラマーによく知られたものでして、自分で作る防振台です。

作り方を簡単に説明すると

  • 防振マット(ジョイントマット、お風呂マット等)を敷く
  • バランスディスク又はタイヤチューブを置く
  • 合板を乗せる
  • カーペットを乗せる

という構造です。これの上に電子ドラムセットを乗せてゆらゆらと揺れる事で騒音を低減するといったもの。

はっきり言ってディスクふにゃふにゃシステムは電子ドラムの必需品であり、これ無しに家の中で電子ドラムを叩くことは不可能だとさえ思います。

これと静音ペダルが合わさると最強の静粛性です、現に私はマンションでこれを使って電子ドラムを叩いていました。下の階の人に確認してもらった所叩いていることが分からなかったそうです。

実際に作った記事も上げておりますので、作り方はこちらを参照してください。

自宅に電子ドラムの導入を迷っている方は、是非ディスクふにゃふにゃシステムをご検討ください。私の印象では、一軒家であればまず大丈夫です。集合住宅でも堅牢なマンションであれば大丈夫です。現に私はそうしておりました。

ただあんまり古い木造のアパートでは無理かと思いますので、その場合は諦めてスタジオに通った方が良いです。

大体スタジオの個人練習は一時間500円~1000円程度ですので、10万円もする電子ドラムを購入するよりも安上がりな場合が多いです。

まとめ

皆さんにお伝えしたいのは3つ。

  • 電子ドラムの騒音はヤバい。バスドラムの振動は特にヤバい。
  • それを打ち消せるディスクふにゃふにゃシステムの静穏性はヤバい。
  • 流石のディスクふにゃふにゃシステムでも木造アパートでは無理。スタジオ通いは案外安い。

上記を踏まえ、騒音に十分注意して電子ドラムを楽しみましょう。

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