フェンダーCEOのアンディ・ムーニーによると、ギターを始めてから挫折しなかった人は、生涯で5〜7本のギターを買うらしい。なるほど、妥当な本数だ。では私の場合はどうか。
私は完全なるアマチュアで、曲作りはしない。たま〜にコピバンでドラムを叩く程度で、私の担当パートはギターではない。しかし練習環境の都合上ギターばかり弾いているというだけであり、ちょっとギターが好きな人という程度だ。
そんな私のギター遍歴をまとめようと思う。
- BUSKER’S ストラトキャスター
- Fender Japan ジャズマスター
- Fender Mexico テレキャスターシンライン
- Fernandes ムスタング
- Aria ドレッドノート
- Fender Japan ジャズマスター JM66
- Fender Japan ジャガースペシャル
- Ibanez Gio
- BUSKER’S ストラトキャスター
- HONEY SG-5
- Fender Japan ジャズベース JB75
- Fender Custom Shop ジャズベース
- maison レスポール
- Squier ストラトキャスター
- Greco レスポールベース LGB-90
- Gretsch G6120-1960 Nashville
- まとめ
BUSKER’S ストラトキャスター
中2の頃母親から買ってもらった人生初ギター。¥10,000。
品質は悪くなかったが、残念ながらギターにハマるには至らなかった。しかしまだ実家に鎮座している。バスカーズという名前が死ぬほどダサい気がする。
Fender Japan ジャズマスター
人生初、自分で買ったまともなギター。¥32,500。
先輩から譲ってもらった大切な品だったが、サークルの後輩に譲った。私の手元で腐らせるよりも、ギターの上手な後輩に使ってもらった方がいいと考えての事だった。
私がギターに興味を持つきっかけとなった、思い出深い品である。
Fender Mexico テレキャスターシンライン
金に困っていた大学の友人から買った。¥30,000。
初のメキシコ製、ボディの仕上げが荒かったがハムの音は良かった。セミホロウ構造のせいでヘッド落ちのするギターであった。ちなみにこれを携えてステージに立った事がある。
今はその友人が買い戻したため手元にはない。私の役割は単なる質屋だった。
Fernandes ムスタング
大学の後輩からタダで貰った石ロゴのムスタング。
その後輩も誰かから貰ったらしく、元の持ち主は分からない。そんな曖昧な出所だから、複数の人の手に渡り粗末に扱われてきた。
それならばと私が完全に引き取り、リペアをして大切に保管している。しかしいつか元の持ち主に返したいとも思っている。
Aria ドレッドノート
友人とうどんを食べに行った帰りに、ゴミ置き場にあったのを発見。許可を得て貰った。当然タダ。RITTERのギグバッグ入りだった。
ドレッドノートサイズで爆音だった。メンテして多少は使ったが、アコギにまったく興味が無かったため売却。
Fender Japan ジャズマスター JM66
転職後の給料で買った記念すべきギター。新品¥60,000だったが、今はそんな値段では買えないだろう。
大学の頃買ったジャズマスターの感触が忘れられなかったため、再度の購入に至った。私のメインギターであり、地味に改造箇所が多い。よく記事に出てくるジャズマスターはこれ。
Fender Japan ジャガースペシャル
フリマアプリで安かったからという理由で購入。¥20,000。ちょっとした掘り出し物だ。
弾いてはみたものの全く面白味のないギターであったため放置していた。中古屋に売却したら¥30,000になった。
しかしながら、2ハムでハードテイル、TOMブリッジのジャガーなんてジャガーじゃない。
Ibanez Gio
ギター修理の練習台として、ハードオフで購入。¥2,000。モデル名不明。
元々ジャンクで音が出ない状態だったが、外れた配線のはんだ付けをやり直したら復活。ジャンクギターは簡単に治るのだという貴重な経験を得た。見た目は全く好みじゃないが、弾きやすくて音も良かった。
ひとしきり弾いた後数千円で売却。
BUSKER’S ストラトキャスター
ギター修理の教材としてハードオフでジャンクを購入。¥2,000。
5wayスイッチのはんだ付けをやり直したら音が出るようになった。こちらも飽きたので買値と同じような値段で売却した。
HONEY SG-5
フリマアプリで購入した、リッケンバッカー330のコピー。¥3,000。
死ぬほど状態が悪く、塗装がボロボロに剥がれてしまっている状態だった。ショップに全塗装してもらう予定だったが、元の所有者が「兄の物だったから返して欲しい」とゴネたため返却した。どう考えても他人の物を勝手に売ったお前が悪い。
今思い出しても胸糞の悪い出来事である。哀れ、HONEYは今どこに居るのだろうか。
Fender Japan ジャズベース JB75
どうしてもベースが欲しかったため、後輩から¥20,000で購入。
気に入っていたが、後述する別のジャズベースに買い換えるため売却した。中古屋に¥30,000で買い取ってもらったが、良い物だったので少し後悔している。
今となっては珍しいアッシュボディで、マーカスミラー風の配色がとても格好良かった。正直買い戻したいくらいである。
Fender Custom Shop ジャズベース
友人から¥30,000で購入。フェンダーカスタムショップとしては破格、まともに買えば50万はする代物である。私の所有する機材の中では最も身の丈に合わない一本であろう。
素地が良く希少な木材が使われている。ネックは柾目、指板はハカランダという豪華絢爛な造りだ。
安い理由は、激しくカスタムされていてボロボロだったから。私に譲ってくれたのは、リペアのスキルがあるから。
要はリペア前提で、そのまま人に渡すのが憚られるコンディションだったわけだ。
ボロボロのベースを売りたい友人と、リペアが出来る私。需要と供給がマッチした結果だった。
maison レスポール
ギター修理の教材としてハードオフでジャンクを購入。¥2,750。
元々ジャンクだった物で唯一手元にあるギター。品質が低く、正直持て余している。多分私が所持したものの中では最もハズレだろう。
Squier ストラトキャスター
音が出ないジャンクを¥2,000で購入。もはやジャンクを買うことに躊躇が無くなってしまった。
ハードオフで買ったストラトのリペアです。
これは5wayスイッチにコンタクトスプレーを噴いたらあっさり音が出た。ハードオフのジャンク基準はあまりにもザルだ。売ってしまったので手元には無い。
Greco レスポールベース LGB-90
珍しくハードオフでジャンクではない買い物。¥17,000。
サブのベースを探していた時に出逢った。見た目が気に入ったし、日本製のレスポールベースとしては安い。定価を調べたら¥90,000だったので、良い買い物だったと思う。
思ったよりもネックの状態が悪く、修正が必要だった。アイロンで温めてアルミ角材でクランプした所、多少は真っ直ぐになった。
ハムだからか分からないが、音はかなり良かった。正直フェンダーのベースよりも音が太く綺麗で好みだったが、ベースは2本も必要無いことに気がついたため売却。古めの日本製かつ見た目が綺麗だったからか、買値より高く売れた。
Gretsch G6120-1960 Nashville
失業保険とコロナ給付金が重なった事と、Brave Heartがラジオで流れた事から浮かれて購入。¥210,000。最高値を更新した。
グレッチが欲しいという夢はぼんやり見ていたが、買う理由や機会が見当たらなかった。
しかし金銭的な余裕があったことと、Brave HeartのPVを見た翌日にラジオでも流れた事から運命的な物を感じて購入を決意した。宮崎歩氏が抱えているのも6120である。
そもそも金を払って叶う程度の夢だったらすぐに叶えてしまうべきだし、「いつかお金が貯まったら」みたいな考え方は無意味だと思う。そこを先延ばしにする理由が思い当たらなかったのだ。
車にしろギターにしろ、無理のない範囲で欲しいものをさっさと買ってしまったほうが幸せになれる。最近になって余計にそう思う。
まとめ
私の雑多なギター遍歴。買った本数は16本、手元にあるのは6本だった。ここまで買ってきて思ったのは、やはり良いギターを少数持つのが最もコスパが良いという事。
良いギターは高く売れるため、買い替えの資金になるからだ。逆に安ギターは一銭にもならないので、長期的なコスパはかなり悪い。ただし私はジャンク修理が趣味なので、どうしても買う事にはなってしまうけれど・・・。
今後も機材を絞っていって、必要以上に機材が増えないように努めようと思う。
目標はベースとギターを合わせて5本。それでも多いかもしれない。
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