「今年の売り上げは2ケタ増、過去最高になる」
こんなニュースが報じられました。コロナ禍でフェンダーがものすごく売り上げを伸ばしてるそう。
当ブログにて4月の時点でこんな記事を書いておりましたが、現実にギター購入者が激増した模様。
コロナ禍による生活様式の変化で、余暇の過ごし方はステイケーションが主流となりました。そこで自宅で出来る趣味や習い事にお金をかける人が増えたんですね。
毎日がブラックフライデーのようだ
それでアメリカ人はギターを選んだ人が多かったようです。ちなみに日本では電子ピアノがよく売れているそうで品薄状態。やはりこういう時、非アコースティック楽器が強かったと。
新規ギター購入者の半分が女性らしい
フェンダーCEOのアンディ・ムーニーによると購入者の半分は女性だそうで、諸説ありますがテイラー・スウィフトの影響が強いんだとか。そういえばビリー・アイリッシュのシグネチャーモデルのウクレレがフェンダーから出ていましたね。
それにしても、ただでさえギターが売れない時代に2桁増というのはものすごい数字です。ギターだけじゃなく、楽器というのは基本的には売れません。ピアノやサキソフォンなんて一生のうちに何度も買うわけじゃありませんしね。
それと比べたらエレキギターなんてまだマシな方で、比較的安い値段、場所を取らない、音量のコントロールが容易という点で有利です。
フェンダーが提供する挫折対策
フェンダーは初心者の挫折対策に力を入れています。なんとギター初心者の90%が1年以内、もしくは90日以内でギターを辞めてしまうんだそうです。
それを防ぐため、Fender Playという有料のオンラインレッスンを提供しております。コロナ特需で無料枠を開放したところ、定員の100万人が数週間で埋まってしまったそうな。
ギターを弾く人は生涯のうちに5~7本のギターを買うといいますから、挫折してしまう初心者を10%でも減らせればフェンダーとしては売上を伸ばせるわけです。まさしく将来のギタープレイヤーに投資したわけですね。
残念ながらFender Playは日本語ではサポートされておりません。アメリカほどではないにしろ、日本でもギターの売上は伸びていますんで、是非とも日本語対応していただきたいです。
暗いニュースが続いておりますが、おうちでギターを弾きながらコロナ禍を乗り越えたいところです。
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