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「Fender」のギター偽物製造販売、男性美容師を書類送検

偽フェンダー自作、販売疑いで書類送検 「好きだった」:朝日新聞デジタル
 著名なギタリストらも愛用する「フェンダー」のギターの偽物を売って商標権を侵害したなどとして、警視庁は20日、熊本県宇土市の美容師の男(44)を商標法違反(侵害とみなす行為)容疑で書類送検し、発表した…

昨日のニュースです。フェンダーの偽物を作って、それを売って書類送検されてしまったと。

およそ3万円で売っていたとのことですから、結構良心的じゃないか?と思ってしまいました。フェンダーのロゴさえなければ捕まらなかったでしょうに・・・。

昔ヤフオクで自作の拳銃を売って捕まった人も、「アメリカ人にできるなら自分にもできるはず」というぶっ飛んだ信念を語っていました。

個人的には、そういう訳のわからない情熱を持った人が嫌いではありません。技術はあるのに使い方が間違っているという。犯罪ですけどね。

本物と偽物、価値があるのは?

仮に「本物と全く同じ偽物」があったとして、本物とどちらの価値が上でしょう?本物が上でしょうか。あるいは同じでしょうか?でももしかしたら、偽物のほうが上かもしれませんよ。

偽物のほうが本物より本物だ

貝木泥舟

物語シリーズに登場する詐欺師、貝木泥舟がこんな事を言うのですよ。その根拠は、「偽物には本物になろうという意思がある」というもの。

詐欺師特有の詭弁ではあるのですが、凄みのある発言です。

本物は頑張る必要がないんですよね。何せ本物ですから、そこに存在しているだけで価値があります。

でも偽物はどうか?偽物なんですから、何もしなければ無価値です。偽物には本物に追いつく、あるいは追い越すといった努力や情熱が必要なんですよ。そういう意味で「偽物のほうが価値がある」と。

この格好いいプレベ(偽)を見ると、貝木泥舟の言うことも何となく分かってくるんですよね。「本物になろうという意思」を感じますもの。

ネットでパーツを買い集めて、塗装して、フェンダーのロゴをタトゥーシールに印字したそうな。ものすごく間違った方向ではあるんですけど、意思や情熱は伝わります。

割りに合わない商売

やってみると分かるんですけど、中古のギターを仕入れて綺麗にして売却しても大して儲からないんですよ。パーツ代がかかりますし、時間、技術、作業場所と必要なものが多すぎます。趣味ならともかく、個人が利益を得るには無理があるんですよね。

だから普通はやらないんですけど、この人はフェンダーのロゴを貼り付けて、新たな付加価値を無から生み出してしまったんですね。

自作のギターをフェンダーのギターに変身させてしまったと。

そこまでしたら結構な利鞘が望めます。実際90万円ほど売り上げていたようですし。

他に方法はなかったのか?

前述の通り、ギターを直して売ってもほとんど儲かりません。かといって偽物を売ると捕まってしまいます。ではこの人はどのようにしたらギターの製作で稼ぐことができたのでしょうか?

やはり時代的には、製作のノウハウをYouTubeで公開する、などでしょうか。ただし先人も多く、中にはリペアのプロも居るんですよね。

ギターに関しては海外の方がものすごいですし。

ただジャンル的にレッドオーシャンという程でもないので、小遣い稼ぎぐらいにはなった可能性があります。

あるいは、勝手にオリジナルブランドを名乗って売れば良かったのかもしれません。自分のロゴを付けて。3万円なら素人製作でも買う人が居るかもしれませんし、それこそ動画サイトやSNSで宣伝すれば良かったんじゃないでしょうか。

動画自体で儲けるのではなく、製作過程そのものを宣伝にしてしまうと。

色々考えてみましたが、やはりギター製作のスキルで稼ぐのは難しそうです。何かアイデアがありましたらコメント欄にてご一報ください。

しかしこの人が作ったギター、一度触ってみたいですね。おそらくは触ればすぐに偽物だと分かるレベルではあるでしょうけど、意外といい音がしたりして。

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