エフェクターギター

久しぶりに、エフェクターボード晒しでもしよう。

スポンサーリンク

「晒し」という文化は2chがメインストリームだったころの文化。ネガティヴな意味でなく、自分のお部屋、パソコン、楽器などを見せ合いっこしましょうという掲示板文化でした。

今ではツイッターやインスタグラム等のSNSが発達していますので、わざわざアップローダーに画像を上げて掲示板に貼り付けるといった行為はほとんど行われていません。

しかしVIP板などで不定期に開催されるお部屋晒しや楽器晒しはそれなりに楽しかったのです。SNSのように極端にオープンなものではなく、掲示板のスレッドの一角で行うという微妙にクローズドな雰囲気がそれはそれで面白かったのですよ。

そんな文化も消失した今、個人のブログですが一人勝手にエフェクターボード晒しをしてみようと思います。

全体図

こちらが私のエフェクターボード。ちなみにこれライブで使った事は一度もありません。完全にお部屋で遊ぶ用、実用性を考慮したものではないのです。気に入ったエフェクターを個別で買い集めて並べただけの超適当な構成です。それでは先頭から解説していきます。

KLON BUFFER

先頭はcentaurのバッファークローンです。タッキーパーツのプリント基板で製作、太田胃散の缶に収めています。インジケーターのLEDは青色、スイッチは無くACアダプタを挿した時点でオンになります。スイッチャーを使って検証したのですが、これがあるのと無いのとでは結構音が変わります。明らかに音に張りがでますので、複数のエフェクターを繋ぐのであれば絶対あった方が良いです。「なんとなく音が良くなった気がする」というのはギターの世界ではそこそこ重要です。弾き手には結構違いが分かるんですよね。

OVD-1

先頭の歪みにはタッキーパーツのOVD-1クローンを置いてます。優秀なオーバードライブでして、正直歪みはこれ一つで十分です。布袋ファンというわけではありませんが、「布袋サウンド」とのセールストークに心を掴まれてしまいました。布袋はKORGのOVD-1を2個繋いでいるので全く同じ音が出るわけではありませんが、そこそこ近いニュアンスが出ます。これはキットを組み立てたものなので、一応は自作品です。表面だけヘアライン加工をしており、ダイモのテープライターで仕上げたのがポイント。無加工のアルミケースも嫌いじゃないですけどね。

ARION TUBULATOR

二段目にはARIONのTUBULATOR、通称ツブレタを配置。正直オーバードライブは二つも要らないですが、選びきれなかったため両方乗せました。これめちゃくちゃ良い音ですよ。ただチューブスクリーマー系の音ですので、TS-9等でも似たような音は得られると思います。これにこだわる必要性は無いですが、ピンク色の電池カバーが気に入ってます。古い製品は電圧降下用の抵抗が入っているため、PSA電源だと狙った音が出ません。そのため私はモディファイして、当該箇所の抵抗を0Ω抵抗に交換しています。

マルチストンプ MS-50G

究極のオールラウンダー、反則技、ジョーカー。困った時のマルチストンプです。以前使っていたファズの使用頻度が低かったため、除外してこれに置き換えました。これ一つあれば事足りる事が多いので、とりあえず一つ入れておくと便利です。今はフェンダーのスプリングリバーブを設定していますね。リバーブの音があまりにも美しかったので気に入っています。触っているうちに操作を覚えてしまうほど楽しいエフェクターです。

ARION STEREO CHORUS

またまたアリオンです。いつか全部アリオンのエフェクターボードを構築してみたいですね。こちらも電圧効果用の抵抗は除去しています。STEREO CHORUSは唯一無二の音で、ピッキングニュアンスに追従してめちゃくちゃエグいコーラスがかかります。SCH-ZDは本家の「エフェクトオンで音量が上がってしまう」という問題を解消した製品です。アナログ回路特有の温かみがあり、独特の音だと思います。汎用性は低いですが、しばらくコーラスはこれ一本で十分です。

maxon pd01

電源に特にこだわりはありませんが、それなりに容量が大きくて安いものを選びました。現状全く不満はありません。口が上にあるのが案外使いやすかったりします。その分高さが出るので、ケース背面には収まりませんでした。

パッチケーブル

パッチケーブルは適当で、MXRの激安品とかハードオフで適当に買ったものとか自作品が混在しています。パッチケーブル程度の長さでしたら影響は少ないのでまあいいやって感じです。ソルダーレスケーブルは細くてプラグが小さいので便利そうですが、あまり好みじゃありません。私はソルダリングが好きだからです。

エフェクターボード

ペダルボード本体はPEDAL TRAINのMETRO16です。見ての通りコンパクト、頑丈なナイロンバッグ付き。またマジックテープや結束バンド、ショルダー用のベルト付きと至れり尽くせりの内容です。

私の構成は全体的にエフェクターが大きめです。唯一OVD-1だけは一般的なMXRサイズですが、それ以外はひとまわり大きいんですよね。それでも5個は収まっていますから、小さいものを選択する、電源を裏置きする、ソルダーレスケーブルを使うなどすればもう少し置けると思います。とにかく私はこのサイズで大満足、過不足ありません。

まとめ

以上が私の雑多なエフェクターボードでした。統一感も合理性もない、非常に私らしいボードだと思います。本当はスイッチャーを追加したかったのですが、私の用途ではそこまでする必要もないかなと。このボード上に収まるよう、エフェクターを買いすぎないように節制したいと思います。

ギター・マガジン 2022年1月号
リットーミュージック
¥840(2024/10/29 15:18時点)

コメント

タイトルとURLをコピーしました