DIYエフェクターギター

タッキーパーツのエフェクターキットを製作する OVD-1編

またまたタッキーパーツのエフェクターです。プリント基板で組み立てが楽々であり、きちんと音が出ることに感動を覚えてすっかりハマってしまいました。

EFFECTOR DIY CAFE

今回はオーバードライブが欲しかったことと、試聴して気に入ったことからOVD-1を選択。

元ネタは言うまでも無くKORGのOVD-1で、BOØWY時代の布袋寅泰が使用したことで有名。大元はYAMAHAのOD-1というエフェクターで、KORGのOEM版がOVD-1というわけ。見た目や基板はほぼ共通ですが、OVD-1の方がコンデンサが一個多い事、抵抗の値が3ヶ所異なること、オペアンプの種類が異なること、通常の9V電源が使用可能である事など、微妙な違いがあります。オペアンプが違うとなれば出音も別物でしょうね。もちろん実機を持っていない私に検証する術は無いのですが。

クローンは今回組み立てるタッキーパーツのOVD-1やB-pick工房のCLONE OVER DRIVE OVD-1などがあります。安価な中華製クローンが存在せずキットやハンドメイド品しか無いのが現状です。

回路が似ている現行品としてはBOSSのOD-1XやOD-3がありますが・・・前置きが長くなりました。

基板上のはんだ付け

背の低い抵抗から取り付けていくのが定石。この辺は簡単なので実に楽しい作業です。ノブが3つのオーバードライブなのでパーツはちょっと多め。

基板上のはんだ付けが全て完了。このキットの少し気になる点。中央下、ダイオードの印がプリントされていますが実際にはダイオードは存在しません。

またカーボン抵抗3.3kΩのカラーコードが「赤赤赤金」となっていますが誤りで、正しくは「橙橙赤金」です。実体配線図の抵抗値は合っていますので間違えないように。

あとこれは私のミスで、カスマイズ時に「LEDなし」を選択したのですが、その場合は「LEDベゼル」も付属しなくなってしまいます。どうしようもなかったので後から別途ベゼルだけを注文するハメになりました。LEDを省いたばかりに、何百円か損することになるとは。

筐体加工

今回は自分で穴あけを行いました。ポンチで印をつけ、3mmのドリルで穴を開けてからステップドリルで拡張しました。ステップドリルは1mm刻みのものが良いですね。

アルミは柔らかい金属ですので切削が簡単です。ただし大量の切り粉が出ますし、失敗すると取り返しがつきませんので次回からは穴あけ済みを買おうかなと思いました。

今回は320番から1000番まで水研ぎを行いましたが、それでも傷が残ってしまいました。ノーブランドのアルミケースは傷が深くて巣が入ってるんですよね・・・。まああんまり気にしませんけど。

いつも通り定規をガイドにしてヘアライン仕上げ、その後光沢を出すため3000番のコンパウンドで磨いてみました。ヘアラインを残したままうっすらと顔が写る程度にはなったので満足しています。鏡面仕上げは手間がかかるうえ案外すぐ曇ってしまうので、この辺で良しとします。

ケース側のパーツと合流しました。ハッキリ言ってこっちの方が難しくて苦手です。配線の取り回しにはセンスが必要ですし、どうしても配線しづらい箇所があります。DCジャックに赤を2本通している所がありますが、穴が小さすぎるためヤスリで拡張して通しました。まあはんだ付けの際、必ずしも穴に通す必要は無いのですが・・・。

蓋を閉める前に動作確認。今回も問題なく一発で動作しました。ただしホワイトノイズが少し多かったので、配線を見直し主にアース側のはんだを何ヶ所かやり直しました。多分どこかのはんだが悪くて抵抗が高かったか、或いは配線の取り回しで干渉ノイズが発生していたのだと分析します。またうちのジャズマスターは高音成分がとても強いためそれが増幅した結果だとも考えられます。ボリュームを絞ってハイ落ちさせると消えますし。

やり直した結果気になるほどのノイズは無くなったことと、弦に触れればほとんど気にならないため問題なしとします。

というわけでノブを装着、ダイモのテープライターで作ったラベルを貼り付けて完成。ノブは無料でクリアーにカスタマイズできましたがこっちの方が好きです。あとは自分で買ったクリアレンズの青色LEDを取り付けてまして、電源オフの時クリアなので色馴染みが良いのです。

エフェクターボードに合流。青色LEDとクリアーのノブが美しい。LEDの配置を工夫すればもう少し光がノブに拡散するかもしれません。

レビュー

音はめちゃくちゃ良かったです。youtubeで試聴した時の印象と全く同じです。この製品はノーマル基板とプレミアム基板がありますが、ノーマルでも十分に満足できる製品でした。

乾いた響きで音の分離が良くめちゃくちゃ哀愁のあるサウンドです。DRIVEを上げると高音弦もよく歪んでソロに向くと思います。

もちろんKORGのOVD-1実機と比較はできないのですけれど、これ単体で評価するのであれば優れたオーバードライブだと思います。

気になったこと

今回、ノブの1つが固定用のネジと受け皿が無い不良品でした。すぐに交換品を送って貰えることにはなりましたが・・・。ノブの一個一個までは検品しないでしょうから致し方なし。しかしパーツの不良や不足がある度にやり取りをするのはお互い損だと思いますので、もうちょっとなんとかならないでしょうかね。

それと最初の方に書いた、抵抗器のカラーコード間違いとプリント基板上に存在しないダイオードが描かれている点。初心者だと混乱してしまいます。

あとは注文時、セール中で5%オフとのことでしたが決済してみると適用されておらず。問い合わせたところ、「ポイントを使用する」にチェックを入れないと割引が適用されないとの事。そんな事どこにも書いてないぞ。問い合わせて決済をやり直して無事割引はされました。

というかその後すぐ別の注文をした時、ちゃんとチェックを入れたにも関わらず割引は適用されませんでした。もう面倒臭いのでそのまま注文しましたけど・・・。何かサイトシステムに欠陥があるんじゃないかと思いました。ECサイトの構築が面倒というのは重々理解していますけど・・・。WixやShopifyに乗り換えることはできないんでしょうかね。

ギター・マガジン 2020年4月号
リットーミュージック
¥399(2021/12/28 20:34時点)

コメント

タイトルとURLをコピーしました