音楽評

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エフェクター

ベリンガーのケンタウルスについて。

この商品、『ベリンガーのケンタウロス』としか言いようがない。「CENTAUR OVERDRIVE」という名称で、何から何までソックリ。筐体は元のデザインのまま圧縮したような形で、そこがウケた。何より、お手頃なブランドとしての地位を確立しているベリンガーだからこそ、人々の琴線に触れたのである。エフェクターの回路には商標といった権利がないから、パクりパクられが常
ギター

3本のベースを3店舗で査定した結果、圧勝だったのは?

私の友人が、そこそこ良いベースを3本売りたいとのことで、3店舗で査定を依頼した。最近は便利なもので、LINEで画像を送るだけで簡単に査定が完了する。3店舗で3本の査定、このマトリクスを記事にしない手は無い!というわけで、買取偏差値を算出してみた。無論、実際の買取額は変動するため、あくまでも参考値として捉えて頂きたい。店舗名Wood custom guitar
音楽評

必要以上に盛り上がってしまった、島村楽器の話。

私の島村楽器に対する評価をポストしたところ、少々目立ってしまった。もちろん、店舗や店員に差がある前提ではある。しかしこのままでは私が単なるクレーマーであると取られかねないので、私の経験談を具体的に共有したいと思う。その日私は、友人と共に島村楽器を訪れた。ちょっと珍しいギターを試奏してみたかったのである。店員に在庫を訪ねたところ、どうやらその店舗には無いことが
音楽評

ハロルド作石の「THE BAND」は、流石の面白さ。

昨今、バンド漫画はある種のブームを迎えている。その起爆剤となったのは、言うまでもなく『ぼっち・ざ・ろっく』のヒットであろう。ギターやバンドといった要素を、きらら的なゆるふわな日常に落とし込んだこの作品は、バンドものの間口をぐっと広げた。無論、『けいおん!』の影響も無視できない。一方、我々の世代にとってバンド漫画の金字塔といえば、やはり『BECK』だ。小柄な少
音楽評

J-POP批判記事へのコメントから見えてきた、残念すぎる傾向

以前、J-POPの批判記事を書きました。その時の気持ちは今でも変わりませんし、なんなら私はティーンエイジャーの頃からJ-POPが嫌いです。それは一つの通過儀礼かもしれませんが、私はそれを通り過ぎず、ずっとその渦中に居ます。まず、このブログのPVは大したことありません。実践的なDIY記事は全く伸びません。しかし皮肉なことに、「J-POP批判」というどうでも良い
DIY

レモンオイル論争に終止符を。

定期的に炎上を繰り返す、この問題。そもそも、何故こんなにも見解が分かれてしまうのだろう?それは結局、正解が無いからであろう。マーチンとしては、塗装やフレットの酸化を理由に、レモンオイルの使用を推奨していない。指板にレモンオイルを使ってもいいですか?Martin Guitar は、指板にレモン オイルを使用することを推奨していません。レモン オイルに含まれる酸
音楽評

局所性ジストニアの厄介さについて。

アヒトイナザワが、こんなことをポストした。これはミュージシャンズ・ジストニアとか、野球の世界ではイップスとか言われる疾患である。長期に渡る反復動作を原因として発症するものだ。これを患うドラマーは多く、とりわけ足に症状が出ることが多い。ドラマーとして、足が上手く動かないことは重大だ。山口智史氏も、「ドラマーとして終わってしまった」という苦しい胸中を語っている。
ギター

ノンタンお前、バンドやってたのか?

ノンタンシリーズといえば誰もが知る名作だが、その中でも「ノンタン テッテケむしむし」は異彩を放っている。何とこれ、「バンドもの」なのである。もちろん絵本らしいファンシーな構成になっているのだが、導入部のあまりのリアルさに私は度肝を抜かれた。ノンタンがアンサンブルを無視したギタープレイを行った結果、バンドをクビになってしまうのである。ノンタンが使うのは赤いモズ
ギター

グレッチのラインナップがいつの間にか刷新されていた件

皆さんは、グレッチのラインナップを把握しているだろうか?答えはノーだろう。何故ならグレッチのラインナップは、オーナー以外に易しくないからだ。現状グレッチは、3つのブランドで展開している。グレード順に、Gretsch、Gretsch Electromatic、Gretsch Streamlinerという具合だ。今回はレギュラーのGretschの話。Gretsc
音楽評

ギターを買うなら、決算期。決算セールの仕組みと年末年始の罠

世の中、何にでも買い時というのはあります。ギターに限らず、物を安く買いたいのであれば決算期を狙うのが鉄則です。一般的な楽器店のセールといえば、年末年始やボーナス時期を連想するかと思います。しかし、実はこれらのセールって単なる「お祭り感」があるだけで、さほど安いわけではないのです。ま、ガチで安いお正月セールをやっている店もありますけどね(イケベ楽器店とか)。そ
ギター

【感動実話】プレイテックの弦が繋いだ、嘘のような本当の話

私は機材の入れ替えが極めて激しいタイプだ。その日も私は、増えすぎたギターの整理をしていた。そのギターは弦が錆びていたため、引き渡す前に新品に交換しようと思った。しかしそれは元々安ギターなうえ、手放す前提のギターにエリクサーを張る人は居ないだろう。だから私はプレイテックの弦に張り替えたのだった。それでも錆びた弦よりは随分とマシだろう。そして錆防止のため、FAS
ギター

お前、いつの間にテネシアンに戻ったんだ?

グレッチの基礎知識。多くのモデルが、チェット・アトキンスのシグネイチャーモデルであること。6119のペットネームである「テネシアン」の由来はチェットのアルバム名であること。チェットとグレッチの契約が切れてから、6119はテネシアンを名乗れなくなり、テネシーローズを名乗るようになったこと。だから必然的に、同じ6119でもビンテージ=テネシアン、現行品=テネシー
音楽評

ガールズバンドクライにおけるジャズマスターの考察

基本的に、ジャズマスターは不人気ギターです。これは、本来ターゲットとしていたジャズギタリストに好まれなかったことが原因です。ジャズ市場に受け入れられなかった理由は明白で、当時のジャズギタリストの多くがフルアコースティックギターの豊かな鳴りと丸い音色を求めていたのですね。ほとんどのジャズギタリストは、GibsonのES-175やL-5などを使用しており、ソリッ
音楽評

チバユウスケの思い出

私が高校生の頃だったか、多分その頃のチバユウスケはROSSOかThe Birthdayのどちらかだった。詳しくは覚えていない。あるニュース番組のコーナーに、チバが出演していた。チバが私物のレコードを紹介、みたいなコーナーだったと思う。チバがThe ClashだかDr.Feelgoodについて、「ア゛ァ、これは欠かせないねェ」としゃがれ声で語っていた。短いコー
音楽評

オレはダンスが嫌いだ。

誤解のないように言っておきたいが、オレはダンスそのものを嫌っているわけじゃない。正確には、それを取り巻く環境や、風潮を嫌っているんだよ。運動音痴=運動嫌いとは限らないだろう。このオレがそうさ。特に球技はからきしだったが、足は速かったから陸上部に所属していた。授業のソフトボールだって、下手なりに楽しんでいたよ。人をダンスに誘う者は、皆口を揃えてこう言う。「下手
音楽評

チャーハン、はんだ付け、BAD FEELING

DALL·E 3チャーハン、はんだ付け、BAD FEELING――突然だが、この3つの言葉を見て何を連想するだろうか?正解は、「絶対荒れる動画の御三家」である。これらは全て技術を要するほか、個人的な好みも交錯する。そのあたりが、荒れやすいポイントであろう。この現象を理解するため、それぞれのフィールドに分けて考察する。まずはチャーハンから見てみよう。料理の世界
音楽評

今一番面白いバンド漫画、「ふつうの軽音部」。

※ジャンプルーキー公開分のネタバレを含みます。この漫画、一目見て「いいな」と思った。絵がシンプルで、バンドや音楽そのものを過度に美化せず、淡々と進むエッセイ調。やや毒のある、さくらももこのような画風と物語。私はこの手の漫画が大好きなのである。そしてしばらく更新が止まっていたが、なんと作画担当が付いてジャンプ+に昇格した。原作が好きだったという人も居るかもしれ
ギター

いつの間にか市民権を得ていたエリクサー。その理由とは。

エリクサーが発売した1997年当初、評価はとても低かった。「最初の音は良いが、音がすぐ死ぬアーニーボール」と対比して、「最初から音が死んでいるエリクサー」などと揶揄されていた。しかし最近、エリクサーを始めとしたコーティング弦の使用者はとても多い。その理由は、コーティング弦とノンコーティング弦のサウンド差が縮まったからであると考えられる。そもそもエリクサーは当
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