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音楽評

ハロルド作石の「THE BAND」は、流石の面白さ。

昨今、バンド漫画はある種のブームを迎えている。その起爆剤となったのは、言うまでもなく『ぼっち・ざ・ろっく』のヒットであろう。ギターやバンドといった要素を、きらら的なゆるふわな日常に落とし込んだこの作品は、バンドものの間口をぐっと広げた。無論、『けいおん!』の影響も無視できない。一方、我々の世代にとってバンド漫画の金字塔といえば、やはり『BECK』だ。小柄な少
音楽評

J-POP批判記事へのコメントから見えてきた、残念すぎる傾向

以前、J-POPの批判記事を書きました。その時の気持ちは今でも変わりませんし、なんなら私はティーンエイジャーの頃からJ-POPが嫌いです。それは一つの通過儀礼かもしれませんが、私はそれを通り過ぎず、ずっとその渦中に居ます。まず、このブログのPVは大したことありません。実践的なDIY記事は全く伸びません。しかし皮肉なことに、「J-POP批判」というどうでも良い
DIY

レモンオイル論争に終止符を。

定期的に炎上を繰り返す、この問題。そもそも、何故こんなにも見解が分かれてしまうのだろう?それは結局、正解が無いからであろう。マーチンとしては、塗装やフレットの酸化を理由に、レモンオイルの使用を推奨していない。指板にレモンオイルを使ってもいいですか?Martin Guitar は、指板にレモン オイルを使用することを推奨していません。レモン オイルに含まれる酸
DIY

グレッチのロッドを締めましょう。

久々にグレッチの実践的な記事。グレッチのトラスロッドは、ギブソンとかと同じような構造です。私の6186 Clipperは1963年製。ヘッドのトラスロッドカバーを開けると、このような六角ナットが露出します。サイズはギブソンと同じく共通の5/16インチ≒8mm。ギターの世界ではこのサイズは共用されています。グレッチはドラムの歴史のほうが長いですから、もっと古い
音楽評

局所性ジストニアの厄介さについて。

アヒトイナザワが、こんなことをポストした。これはミュージシャンズ・ジストニアとか、野球の世界ではイップスとか言われる疾患である。長期に渡る反復動作を原因として発症するものだ。これを患うドラマーは多く、とりわけ足に症状が出ることが多い。ドラマーとして、足が上手く動かないことは重大だ。山口智史氏も、「ドラマーとして終わってしまった」という苦しい胸中を語っている。
ギター

ノンタンお前、バンドやってたのか?

ノンタンシリーズといえば誰もが知る名作だが、その中でも「ノンタン テッテケむしむし」は異彩を放っている。何とこれ、「バンドもの」なのである。もちろん絵本らしいファンシーな構成になっているのだが、導入部のあまりのリアルさに私は度肝を抜かれた。ノンタンがアンサンブルを無視したギタープレイを行った結果、バンドをクビになってしまうのである。ノンタンが使うのは赤いモズ
ギター

グレッチのラインナップがいつの間にか刷新されていた件

皆さんは、グレッチのラインナップを把握しているだろうか?答えはノーだろう。何故ならグレッチのラインナップは、オーナー以外に易しくないからだ。現状グレッチは、3つのブランドで展開している。グレード順に、Gretsch、Gretsch Electromatic、Gretsch Streamlinerという具合だ。今回はレギュラーのGretschの話。Gretsc
音楽評

ギターを買うなら、決算期。決算セールの仕組みと年末年始の罠

世の中、何にでも買い時というのはあります。ギターに限らず、物を安く買いたいのであれば決算期を狙うのが鉄則です。一般的な楽器店のセールといえば、年末年始やボーナス時期を連想するかと思います。しかし、実はこれらのセールって単なる「お祭り感」があるだけで、さほど安いわけではないのです。ま、ガチで安いお正月セールをやっている店もありますけどね(イケベ楽器店とか)。そ
ギター

【悩み】ジャズマスターから、良い音が出ねえぞ。

スランプである。ちなみに私はプロでもないし、アマでもない。要するに、ギタリストではないのだ。だがギターを買って、眺めて、いじって、音を作る事が好きである。久々にアンプで音出しをしてみたところ、再認識。「音、イマイチだな・・・」無論、私の技術が未熟なせいもある。しかし、この妙にチャキチャキとしたアタック感の強い音は、今の私を満足させるサウンドでは無かった。一説
DIY

HD599のイヤーパッドを洗いたい。

私はゼンハイザーのヘッドホンを愛用している。長く使っているとイヤーパッドがへたれて来るので、途中何度か社外品のイヤーパッドに交換したが、今回は交換でなく洗濯の話。ある日、HD599がちょっと臭いことに気が付いた。信じて欲しいのだが、私はそれなりに清潔な人間である。妻からも体臭が少ないとの評価を得ている。では何故ヘッドホンが臭くなってしまったのか。それは着用中
DIY

最近のフラックスはペン型なんですね・・・

「はんだ付けが上手くいかない」これは作業者の技術が低いわけではなく、道具が悪い場合がある。主な要因ははんだの熱不足と、フラックス(ヤニ)の不足である。これらの要素が揃うと、母材の上をはんだがツルツル滑って、全く濡れない。はんだは常温では固体であり、高温では液体だ。液体の時に、しっかりと母材を濡らすことが大事なのである。そのためには、適切な温度管理と酸化被膜の
ファッション

Schottのサイズ感と選び方

革ジャンの中でも、とりわけSchottのライダースジャケットといえば古くから愛好家が多く、その情報は充実している。しかしそれはマニア向けに偏りがちで、初心者に優しくないというのが実情である。この記事ではSchottの613を中心に、モデルごとのサイズ感について基本的な知識を共有する。サイズ表以下は、日本サイズとUSサイズの換算表だ。 日本サイズ  USサイズ
ギター

polytuneとunituneの違いとは

長く連れ添った相棒、polytune。かれこれ8年ほどの付き合いであったが、とうとう壊れてしまった。まず買って数年で、ポリフォニックチューン機能が壊れて反応しなくなった。そしてつい最近、電源が入らなくなった。複数種類の電池で試してもダメだったので、本体の回路が壊れてしまったのだろう。8年も持てば上出来なので、この度unituneへと買い替えた。結局ポリフォニ
M65

M65購入時の注意点と手入れについて

オリーブドラブのM65は、1991年までの製造です。つまり今買うと必然的にビンテージですから、トラブルもまあまあ多いのです。ここでは購入時のチェックポイントと、補修について解説します。フードとエポレットの欠損襟のジッパー内部にフードが隠されている。フードを出した状態。M65といえば収納式の簡易フード。普段は首の後ろに収納されていますが、その膨らみが猫背に見え
M65

M65フィールドジャケットの年代別仕様について

M65というのは息の長いモデルで、1965年から2008年まで製造されていました。その間様々な仕様変更があり、ディティールが微妙に異なります。普通の人からすれば間違い探しのレベルなんですが、我々には重要なことなのです。オリーブドラブの設定があったのは1991年頃までで、その間で大きく分けて4つのモデルに分類されます。ここではその違いを見ていきましょう。1st
M65

M65フィールドジャケットのサイズ感について

これは4thのSMALL SHORTM65フィールドジャケットは、かつて米軍が採用していた戦闘服です。その後ファッションアイテムとして定着したわけですが、難しいのはそのサイズ感。ただでさえ日本人の体格に合わないのに、あまりにサイズの種類が多い。どういうことかというと、胸囲と着丈を組み合わせたサイズになっているんですね。サイズはタグに記載されており、SMALL
M65

M65フィールドジャケットの実物の見分け方について

意外と少ないプラジッパーの4th。私はミリタリーグッズの収集が趣味でして、M65フィールドジャケットは今でも収集しています。米軍のミリタリーウェアといえば、「実物かどうか」が重要です。ここでは主にM65フィールドジャケットの実物の見分け方を説明します。この法則はM65シリーズで共通しますから、シェル、ライナー、パンツ、パーカー全てに当てはまります。実物の定義
DIY

ジッパーの蝶棒を、アロンアルファで修理する。

これはSchottの613。私にはもったいないくらいの良い服だ。私は古着が好きで、とりわけビンテージのミリタリージャケットやライダースジャケットの収集を趣味としている。しかし古い製品の宿命として、ジッパーの破損は避けられない。破損個所はどれも同じで、蝶棒だ。これは全ての古着に共通する問題である。蝶棒は、ジッパーを閉めるときに差し込む長い部分だ。布をテープで補
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