エフェクター ベリンガーのケンタウルスについて。 この商品、『ベリンガーのケンタウロス』としか言いようがない。「CENTAUR OVERDRIVE」という名称で、何から何までソックリ。筐体は元のデザインのまま圧縮したような形で、そこがウケた。何より、お手頃なブランドとしての地位を確立しているベリンガーだからこそ、人々の琴線に触れたのである。エフェクターの回路には商標といった権利がないから、パクりパクられが常 2025.06.30 エフェクターギター音楽評
ギター 3本のベースを3店舗で査定した結果、圧勝だったのは? 私の友人が、そこそこ良いベースを3本売りたいとのことで、3店舗で査定を依頼した。最近は便利なもので、LINEで画像を送るだけで簡単に査定が完了する。3店舗で3本の査定、このマトリクスを記事にしない手は無い!というわけで、買取偏差値を算出してみた。無論、実際の買取額は変動するため、あくまでも参考値として捉えて頂きたい。店舗名Wood custom guitar 2025.06.25 ギター音楽評
DIY 続・ハードケースの臭い対策 中古の楽器を購入するにあたって、臭いというのは見落とされがちな観点だ。特にエレキギターにおいては、タバコや汗の臭いが充満した劣悪な環境に放置されがちである。特に箱物とかハードケースの内張りは、この臭いを吸着しやすい。結論から言おう、臭いの完全除去は困難だ。臭いの正体というのは原因物質が放った分子だから、原因物質の除去が最も効果的だ。つまり洗うのが一番だが、そ 2025.06.23 DIYギター
DIY 誤解されがちなグレッチのストラップピン構造 グレッチギターのストラップピンは、一般的なギターのストラップピンとは異なり、「木ネジと機械ネジが一体化した二重構造」を持っています。その機械ネジ部にストラップボタンが付いていると。しかしストラップボタンと機械ネジが固着しているとそれに気が付かず、毎回木部から抜き差しするハメになります。やがて穴はバカになり、使い物にならなくなってしまうでしょう。チバユウスケも 2025.06.02 DIYギターグレッチ
DIY 遂に入手した、テネシアンのピックガードを取り付ける。 ビンテージのグレッチにおいて、ピックガードというのは紛失や破損がとても多いパーツです。薄いアクリル板なので割れやすく、また邪魔なので取り外されてしまうこともしばしば。ストラト等におけるピックガードと違って必需な部品ではありませんから、軽視されがちです。私の1962年製6119テネシアンも、購入時からピックガードがありませんでした。間に合わせに、たまたま手に入 2025.05.13 DIYギターグレッチ
DIY レモンオイル論争に終止符を。 定期的に炎上を繰り返す、この問題。そもそも、何故こんなにも見解が分かれてしまうのだろう?それは結局、正解が無いからであろう。マーチンとしては、塗装やフレットの酸化を理由に、レモンオイルの使用を推奨していない。指板にレモンオイルを使ってもいいですか?Martin Guitar は、指板にレモン オイルを使用することを推奨していません。レモン オイルに含まれる酸 2025.03.30 DIYギター音楽評
DIY グレッチのロッドを締めましょう。 久々にグレッチの実践的な記事。グレッチのトラスロッドは、ギブソンとかと同じような構造です。私の6186 Clipperは1963年製。ヘッドのトラスロッドカバーを開けると、このような六角ナットが露出します。サイズはギブソンと同じく共通の5/16インチ≒8mm。ギターの世界ではこのサイズは共用されています。グレッチはドラムの歴史のほうが長いですから、もっと古い 2025.03.26 DIYギターグレッチ
ギター ノンタンお前、バンドやってたのか? ノンタンシリーズといえば誰もが知る名作だが、その中でも「ノンタン テッテケむしむし」は異彩を放っている。何とこれ、「バンドもの」なのである。もちろん絵本らしいファンシーな構成になっているのだが、導入部のあまりのリアルさに私は度肝を抜かれた。ノンタンがアンサンブルを無視したギタープレイを行った結果、バンドをクビになってしまうのである。ノンタンが使うのは赤いモズ 2025.03.17 ギター音楽評
ギター グレッチのラインナップがいつの間にか刷新されていた件 皆さんは、グレッチのラインナップを把握しているだろうか?答えはノーだろう。何故ならグレッチのラインナップは、オーナー以外に易しくないからだ。現状グレッチは、3つのブランドで展開している。グレード順に、Gretsch、Gretsch Electromatic、Gretsch Streamlinerという具合だ。今回はレギュラーのGretschの話。Gretsc 2025.03.11 ギター音楽評
ギター 【悩み】ジャズマスターから、良い音が出ねえぞ。 スランプである。ちなみに私はプロでもないし、アマでもない。要するに、ギタリストではないのだ。だがギターを買って、眺めて、いじって、音を作る事が好きである。久々にアンプで音出しをしてみたところ、再認識。「音、イマイチだな・・・」無論、私の技術が未熟なせいもある。しかし、この妙にチャキチャキとしたアタック感の強い音は、今の私を満足させるサウンドでは無かった。一説 2025.02.17 ギター
DIY 最近のフラックスはペン型なんですね・・・ 「はんだ付けが上手くいかない」これは作業者の技術が低いわけではなく、道具が悪い場合がある。主な要因ははんだの熱不足と、フラックス(ヤニ)の不足である。これらの要素が揃うと、母材の上をはんだがツルツル滑って、全く濡れない。はんだは常温では固体であり、高温では液体だ。液体の時に、しっかりと母材を濡らすことが大事なのである。そのためには、適切な温度管理と酸化被膜の 2025.01.15 DIYギター
ギター polytuneとunituneの違いとは 長く連れ添った相棒、polytune。かれこれ8年ほどの付き合いであったが、とうとう壊れてしまった。まず買って数年で、ポリフォニックチューン機能が壊れて反応しなくなった。そしてつい最近、電源が入らなくなった。複数種類の電池で試してもダメだったので、本体の回路が壊れてしまったのだろう。8年も持てば上出来なので、この度unituneへと買い替えた。結局ポリフォニ 2024.12.27 ギター
ギター 【感動実話】プレイテックの弦が繋いだ、嘘のような本当の話 私は機材の入れ替えが極めて激しいタイプだ。その日も私は、増えすぎたギターの整理をしていた。そのギターは弦が錆びていたため、引き渡す前に新品に交換しようと思った。しかしそれは元々安ギターなうえ、手放す前提のギターにエリクサーを張る人は居ないだろう。だから私はプレイテックの弦に張り替えたのだった。それでも錆びた弦よりは随分とマシだろう。そして錆防止のため、FAS 2024.11.20 ギター音楽評
DIY 壊れたハードケースのハンドルをパラコードで修理する ギターケースのハンドルというのは壊れやすいです。特にヴィンテージは。ギブソンのは壊れやすくて有名ですね。根元から交換するのが最も確実ですが、リベット止めを素人が修理するのは困難です。私のグレッチのハードケースも既に壊れており、汎用のレザーハンドルに交換されていました。これはベルトバックル式で、簡単に取り付けられることがメリットです。しかし強度は低く、千切れて 2024.11.15 DIYギターグレッチ
ギター お前、いつの間にテネシアンに戻ったんだ? グレッチの基礎知識。多くのモデルが、チェット・アトキンスのシグネイチャーモデルであること。6119のペットネームである「テネシアン」の由来はチェットのアルバム名であること。チェットとグレッチの契約が切れてから、6119はテネシアンを名乗れなくなり、テネシーローズを名乗るようになったこと。だから必然的に、同じ6119でもビンテージ=テネシアン、現行品=テネシー 2024.10.16 ギターグレッチ音楽評
DIY 「ハイロートロンはハムキャンセルが効いている」という典型的な誤解について 「ハイロートロンは、フィルタートロンのポールピースを一列抜いた構造であり、シングルの音でありながらハムキャンセルが効いている。」これは誰かが言い出した嘘である。残念ながら私も、「へーそうなのか」とその嘘を鵜呑みにしてしまった一人だ。結論から言おう、ハイロートロンは完全なるシングルコイルだ。反対側には磁石が入っているのみである。私はこのような嘘が広まるのを看破 2024.10.10 DIYギターグレッチ
DIY フジゲン製スクワイヤーのストラトを修理する Part2 前回の続き。今回は主に中身です。本体、ピックガード、パーツを分離します。ノブは固かったので布で養生してマイナスドライバーでこじ開けましたが、傷がつくのでおすすめはしません。フラックスを塗布し、はんだごてを用いてジャックとスプリングハンガーを分離。ストラトはパーツが多いのでやや面倒です。開けたところ。まあまあキレイですし、パーツも悪くありませんね。しかし今回は 2024.10.01 DIYギター
DIY フジゲン製スクワイヤーのストラトを修理する Part1 実は一時期、フェンダーのサブブランドであるスクワイヤーは日本のフジゲン製でした。この中身はほとんどフェンダージャパンであり、それがスクワイヤーの価格で買えたという大変お得なシリーズです。しかしこれには前期後期がありまして、後期はウッドファイバーなる集成材を使用、ノーブランドのペグに変更されるなど、露骨にコストダウンしています。音の違いは分かりませんが、もし狙 2024.07.04 DIYギター