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グレッチのロッドを締めましょう。
久々にグレッチの実践的な記事。 グレッチのトラスロッドは、ギブソンとかと同じような構造です。 私の6186 Clipperは1963年製。 ヘッドのトラスロッドカバーを開けると、このような六角ナットが露出します。 サイズはギブソンと同じく共通の5/16インチ≒8m... -
グレッチのラインナップがいつの間にか刷新されていた件
皆さんは、グレッチのラインナップを把握しているだろうか? 答えはノーだろう。何故ならグレッチのラインナップは、オーナー以外に易しくないからだ。 現状グレッチは、3つのブランドで展開している。グレード順に、Gretsch、Gretsch Electromatic、Grets... -
お前、いつの間にテネシアンに戻ったんだ?
https://www.gretschguitars.jp グレッチの基礎知識。多くのモデルが、チェット・アトキンスのシグネイチャーモデルであること。6119のペットネームである「テネシアン」の由来はチェットのアルバム名であること。チェットとグレッチの契約が切れてから、6... -
グレッチ・ギターの変貌についての独自研究
グレッチというブランドは現在では安定した地位を確立しているが、その歴史は非常に波乱に満ちていた。 特に1950年代は、チェット・アトキンスが「カントリー・ジェントルマン」を手にしていたころが最盛期だった。チェットにとって、1959年モデルのカント... -
【機材紹介】Gretsch 6119 Tennessean
ついに手に入れた、テネシアン。 実のところ、ビンテージのテネシアンはゆるりと探しておりました。ずっと昔から頭の片隅にあり、いつかは欲しいと常々考えていたんですね。しかしビンテージギターというのは減る一方ですし、相場は上がります。ですから、... -
ビンテージグレッチのボディ穴を埋める
またまたグレッチのリペア記事です。通販で買ったGretsch 6186 Clipperの状態が思ったよりも悪かったというのは、前回の記事で申し上げた通りです。 https://ganbare-jazzmaster.com/2023/10/replacing-a-vintage-gretsch-tuning-machine/ 購入したのはイ... -
ビンテージグレッチのペグを交換する
イシバシ楽器の通販で買ったGretsch 6186 Clipperの状態が思ったよりも悪かったので、自分でできる範囲は自分で修理してみようと思います。 ビンテージのグレッチを自力で直すなんて正気の沙汰ではありませんが、全部をお店に任せていてはお金がいくらあっ... -
【機材紹介】Gretsch 6186 Clipper
ついに私、ヴィンテージのグレッチに手を出してしまいました。ヴィンテージは初めてですが、グレッチを買うのはこれで三本目。G6120-1960、G6120T-59 VINTAGE SELECT EDITIONときて、ヴィンテージの6186 Clipperです。 ハードケースも当時物が付属。グレッ... -
グレッチのピンドブリッジはどうなっているのか?
大事なことですので、何度でも書きたいと思います。 グレッチのブリッジはボディと固定されておらず、弦の張力だけで押さえつけられています。弦を緩めると簡単に外れてしまいますので、元の位置が分からなくなるという面倒くささがあるんですね。 また弦... -
グレッチを買う前に知っておきたいいくつかの事
グレッチを買うにあたって困ることは、情報の少なさ。 それもそのはず、グレッチは基本的に高級路線であり、そもそも沢山売れることを想定した品ではありません。今やG6120のVSエディションなんて50万円近くしますから、おいそれと購入できるギターではな... -
ポリウレタン塗装の厚みを調べてみた。
私のグレッチ、G6120-1960。2005年製で、今のようにVintage Select EditionとPlayers Editionに別れる前の製品です。 ゼロフレットや2.75インチボディといったヴィンテージ仕様を踏襲しながらもポリウレタン塗装という、今となっては存在しないちょっと珍... -
グレッチのギターってどう違うの?
私が所持しているのはG6120 Nashville。そこで新たに、6119が欲しいという話をしていた。すると複数の友人から「違いが分からない」と言われてしまった。 なるほど、ふつうは6120と6119の見分けがつかないのか。 確かにその気持ちは分かる。私もグレッチを... -
グレッチ不遇の歴史をまとめる
グレッチの歴史は一言で言って不遇、不遇。しくじりの連続であり、老舗でありながらもその歴史は多難なものです。創始者の夭折、経営不振、買収、火災の挙句に製造中止。ギリギリのところで生き残っており、極めて浮き沈みが激しいメーカーです。そんなグ... -
グレッチは弾きづらいのか?弾いてみて分かった事
グレッチが弾きにくいのかどうか。グレッチに興味を持ち当ブログに来てくださる方が多くて嬉しい限りです。 ありがとうございます。弾きづらいです。私のメインギターはジャズマスターでそちらも弾きづらいのですが・・・。 グレッチの弾きづらさはジャズ... -
俺たちは何本ギターを買えば気が済むのか?
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65137410X11C20A0000000/ フェンダーCEOのアンディ・ムーニーによると、ギターを始めてから挫折しなかった人は、生涯で5〜7本のギターを買うらしい。なるほど、妥当な本数だ。では私の場合はどうか。 私は完全なるア... -
グレッチのブリッジをすり合わせる
前々から気になっていた、ブリッジのすり合わせ。意を決してやってみる事にしました。グレッチはボディトップとブリッジが対になっているため、通常は必要のない工程です。しかし私の場合ブリッジの木台を交換しているためすり合わせが必要なのです。 安物... -
グレッチを買おうか悩んでいる人へ
グレッチは高い。でも皆が買わずに諦めてしまうのは、値段だけのせいじゃないはず。 今回は主にフルアコのグレッチについて、購入を躊躇う理由を考えてみます。 そして、できれば購入を悩んでいる人の背中を押せたら良いと思います。 値段が高い https://w... -
グレッチに合うギグバッグってあるの?
機種によってあったり無かったりします。 というのもグレッチのフルアコには大きく分けて幅17インチと16インチがあり、さらにボディ厚が多岐に渡るため、完璧に適合するギグバッグというのは滅多に無いのです。 ホワイトファルコンについて とりわけホワイ... -
グレッチ エレクトロマチックの評価
「このギター(機種名)ってどうですか?」 得てして低価格帯のギターにはそのような質問が来やすいのですよ。グレッチのエレマチやストリームライナーは特に。何でかというと本家と同じような見た目で値段が安い事に心惹かれているためですね。そして置い... -
ビグスビー B6とB60の違い
値段、デザイン、製造国、製造方式が違います。そもそもビグスビーは Original Kalamazoo™ Series(本家、B6など) Lightning™ Series(廉価版、B60) でラインナップが分かれており、前者が本家アメリカ製。後者はライセンス生産の廉価版です。... -
フィルタートロンのピックアップカバーを外す
とある事情により、フィルタートロンのピックアップカバーを外す必要が出てきました。 興味本位でピックアップを外してから元に戻す時、取り付けネジを締めすぎてしまったのです。 曲がってしまったカバー。H字部分の浮き上がりが顕著。 結果ピックアップ... -
グレッチとエレマチの違い
各ギターメーカーは多くの場合サブブランドを持っており、グレッチの場合は「グレッチ エレクトロマチック」がそれにあたります。 その違いは、似たような外見で、パーツや生産国が異なるというもの。 細かくみていきましょう。 外見の違い 本家グレッチの... -
グレッチのブリッジを交換する
グレッチのブリッジは基本的に乗っかっているだけなので、交換は簡単です。弦をゆるめてブリッジを取り替えるだけ、2ステップで終了します。 ただし難しいのは、グレッチのブリッジが2つのパーツで構成されているという点。木台とブリッジの組み合わせから... -
グレッチと神田商会の代理店契約が終了
2021/03/31を以て神田商会のグレッチの取り扱いが終了し、今後の販売はフェンダー日本法人のフェンダーミュージックが引き継ぐそうです。 つまり今後グレッチはフェンダー直販になるという事。 https://www.kandashokai.co.jp/information/20210331_093000... -
グレッチのブリッジ位置を合わせてオクターブチューニングをする
私のG6120に搭載されているのはバーブリッジ。木台は多分ローズウッドですね。見ての通りただの金属(真鍮)の棒です。細かいオクターブチューニングなど絶対にできません。 一旦弦を緩めるとこの通り、木台ごとブリッジが動き回ります。元の位置が分からな... -
グレッチの生産国の見分け方
近代的なグレッチの製造年代と生産国はシリアルから容易に判断できます。まず現行グレッチの基本的なモデルは日本製、一部の高級モデルがアメリカ製、サブブランドのエレマチは中国・韓国製、激安のストリームライナーはインドネシア製です。 もちろんオー... -
Gretsch G6120-1960 Nashvilleの細部を見ていく
グレッチはフェンダーやギブソンに比べて情報が少ないですよね。高コストで扱いづらいアーチトップギターがメインであるグレッチは、ソリッドギターをメインとする他社よりもシェアが低いのは仕方のないことです。その点製造コストを抑えるための設計を仕... -
グレッチのノブはインチ?ミリ?
グレッチにはミリ規格とインチ規格が混在しているというのをご存知でしょうか。私は知りませんでした。元はと言えばアメリカ製なので当然インチ規格です。しかしながら1989年~2002年の間に生産された日本製のPre-Fender期はどうやらミリ規格のようです。 ... -
ビグスビーのアーム角度を高くする
ビグスビーのアーム角度は本来、スプリングを変更することで調整します。スプリングが短いとアームとボディがほぼ水平になり、ロングタイプのスプリングに替えるとアームの角度が上がりアームダウンの範囲が広がるという寸法です。 ここにワッシャーを置く... -
ビグスビーのアームをメンテナンスする
ビグスビーはこのようにスプリングを踏んづけているだけの構造で、弦の張力で押さえつけられている。 皆さんビグスビーのアームは使っておりますでしょうか。私はアーミングを使わない派でしたがせっかくグレッチを入手したので最近は気に入って使っており...
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