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グレッチとエレマチの違い

各ギターメーカーは多くの場合下位ブランドを持っており、グレッチには「グレッチ エレクトロマチック」があります。

ホワイトファルコンのそっくりさんであるG5420TGもあるのですが、白は限定品であるためあまり見かけません。最高級機種の廉価版という良いんだか悪いんだか分からない立場が面白いですね。

先に述べておくと、見た目はソックリでパーツや生産国が異なるというのが主な違い。

楽器屋の店員ですら「本家と同じパーツを使ってるんですよ!」なんて事を吹聴していましたが誤りです。エレマチのパーツの多くが廉価版です。というか共通部品なんてほぼ無いんじゃないか?

詳しく見ていきましょう。

ほぼ同じ外見

G6210T
G5420T

上がG6120T、下が廉価版であるエレマチのG5420T。この2つが対になる存在でしょうね。

見た目はよく似ています。私が良いと思ったのは、廉価版であってもセルバインディングが施工されている点。廉価版では省略されがちなのですが、意外としっかりしています。

指板材は流石にローズウッドですが、サムネイルインレーの美しさはそのままです。

ボディサイズは16インチ幅で共通、外見に関しては殆ど同じといって良いでしょう。

生産国の違い

現行のエレマチは基本的に韓国製です。ちょっと前は中国製だったようですね。本家グレッチの現行モデルは日本製、オールドのグレッチやカスタムショップがアメリカ製。

まあ生産国がギターの良し悪しを決定するわけではないのであまり拘る点ではないと思います。

ロゴの違い

GRETSCHの文字自体も微妙に違って、フォントが太く角張ったものが採用されています。本家はもうちょっと細くて丸い文字です。

少し前のエレマチはヘッドやロッドカバーに大きく「Electromatic」と書いていましたが、最近はピックガードに小さく書いてある程度に押さえられています。

正直糞ダサかったので無くして正解です。ブランドとしては差別化のために明記したいでしょうけど、「廉価版」の文字が大きく書いてあることを喜ぶユーザーなど居ません。

パーツの違い

パーツは全然違って、残念ながら目につく部分の殆どが廉価版です。

ピックアップ

まず心臓部からして違います。G5420Tのピックアップはブラックトップフィルタートロン。本家フィルタートロンとは似て非なるものです。

エレマチにしか搭載されていないあたり、エレマチ用に開発された廉価版でしょう。見た目は格好いいですね。

ビグスビー

本家のビグスビーはB6ですがエレマチには廉価版のB60が搭載。安価なダイキャスト方式です。

「LICENSED」の文字があり、ライセンス生産品であることを示していますね。

その他表面がのっぺりしている点からも判断できます。

ペグ

ペグもエレマチでしか見たことのないタイプ。公式サイトにもメーカー等の詳細は記載されていません。ヴィンテージスタイルのオープンギアタイプとだけ書かれています。

ペグボタンが微妙にクローバー型になっているのが分かりますね。

ノブなどのパーツも微妙に異なり、エレマチのメッキはテカテカとした安っぽい仕様です。

似てはいますが別物だということを理解しておいたほうが良いかと思います。

型番の違い

グレッチとエレマチはラインナップを分けているのが特徴です。

代表的なのはG5420Tで、本家G6120の廉価版に当たります。他にG5220などが本家G6128等JET系の廉価版という立ち位置になっていますね。

ものすごく雑な分け方をすると、本家グレッチは数字の一桁目が6であるのに対しエレマチは5です。一般的なモデルであればそこで判断できます。

ハードケースは付属しない

ハードケースは高価ですから、廉価なギターには付属しないのが宿命です。ただしエレマチにはギグバッグすら付属しないので少々寂しいです。

ショップ側で特典として付属させていることはあると思いますので、購入前は要チェック。

音はいいのか?

店頭で試奏したことしか無いのですが、音が悪いということは全くありませんでした。そもそもグレッチ自体大して音のいいギターではありませんから、その廉価版だからといって大きく劣るということもなく。

海外の試奏動画では概ね好評のようです。

フルアコースティックのエレキギターとして見ると、約13万円という価格は安いです。ただし初心者向けの入門用としては高い気がします。

グレッチの見た目が好きであるとか、雑に扱えるグレッチが欲しい人には選択肢に入ると思います。

ただもう少し頑張って20万円ぐらい出せば日本製の中古が買えてしまいますので、判断が難しいところです。

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