DIYギター

グレッチの規格はインチ?ミリ?

グレッチにはミリ規格とインチ規格が混在しているというのをご存知でしょうか。私は知りませんでした。元はと言えばアメリカ製なので当然インチ規格です。しかしながら1989年~2002年の間に生産された日本製のPre-Fender期はミリ規格でした。

グレッチのパーツ規格には注意が必要

Fender買収後の主要モデルは全てインチ規格へ切り替わり、日本製モデルとアメリカ製のカスタムショップはインチ規格です。要は日本製の旧製品(G無しシリアル)とエレクトロマチックはミリ規格というだけなので、特に難しいことではないんですけどね。但し2003年製は新旧モデルが混在しているそうなので要注意。

ストリームライナーは未確認ですが多分ミリ規格でしょう。

何でそんなことを調べたのかといいますと、間違ったパーツを購入してしまったからです。それがこちら。

一番左だけインチ企画。比べてみると僅かに大きい。

並べてみて初めて気がつくのですが、インチ規格の方が僅かに大きいんですよね。左のノブは2005年製のG6120に付いていたインチ規格、右2つが間違って購入したミリ規格です。

実はこれパッと見でも何とか判別できます。それはGアローと全体の余白。インチ規格の方が余白が大きいのが分かります。ミリ規格のほうが余白が小さくメッキがちょっと安っぽいかな。

イモネジの位置も違って、インチ規格がGの底面にイモネジがあるのに対しミリ規格はGの右側なんですね。比較対象がなくとも規格を見分けることができるかと思います。

型番も違ってインチ規格がGTN393、ミリ規格がGT393です。ちゃんと調べてから買うべきでした。

全てがそうかは分かりませんが、少なくとも今売られているものについてはGの底面にネジ穴があります。

更にイモネジの頭も違ってインチはマイナス穴、ミリは六角穴。2mmの六角レンチが適合します。色も銀と黒で違います。上部の仕上げもよく見たら違って、ミリの方は上側が一段落ちてる?

真上から見るとインチの方が大きいことと、Gアローの余白が大きいことが分かります。これは並べて比較しないとわからないかもしれません。

よく見ると裏側にも違いがあって、インチ規格は平らですがミリ規格の方はすり鉢状になっています。比較してみると細かな違いがありますね。

ソリッドシャフトを測ってみる。

1/4インチ=6.35mmです。ミリ規格のソリッドシャフトは6mmですから、それより大きいという時点でインチ規格と判断できます。このノギスは0.1mm単位までしか図れませんが大雑把に6.35mmに近い値を指しています。

インチ規格のパーツは現行品ですので新品の入手が比較的容易です。しかしミリ規格の旧製品やエレマチのパーツはどうしたら良いんでしょうね。グレッチは既に神田商会の手を離れていますから、公式のパーツ販売は減少傾向です。廉価版や旧製品のサポートはあまり手厚くないということなんでしょうか。

パチモノのノブを発見

と思ったらミリ規格のパチモノを発見しました。Gアローが描かれていますがノーブランドと記載されており間違いなくパチモノです。グレッチに黒のメタルノブはありませんし、非常に胡散臭い品です。しかしこれ、見た感じはきちんとミリ規格準拠で作ってありますね。寸法も書いてあって、穴径はピッタリ6mm。商品説明には「すべての標準1/4 “ポットポストに適合」とありますが誤りです。前述の通りインチ規格グレッチのポットは1/4インチ=6.35mm。穴径6mmでは絶対に入りません。

しかしこれはこれで結構面白い品だと思いますので、例えばグレッチ以外のギターに取り付けてキマイラギターを作ったり、使い道は色々あると思います。

何れにせよ、グレッチのパーツ購入時には規格間違いの無きよう。余ったノブはどこかに飾っておくことにします。

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