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音楽評

皆さんには申し訳ないが、私は茂木健一郎と同意見だった。

まあ茂木健一郎は過去にSMAPを称賛していたわけだから、単なるダブスタだ。他人の顔色をうかがって、その時々で意見を翻すのは卑怯だし、ダサい。まあそれは置いておいて、今回の茂木健一郎の意見に対しては概ね同意である。

私は中学生の頃から一貫して、J-POPに批判的であった。当時の代表的なJ-POPといえば浜崎あゆみやオレンジレンジ、EXILEが挙げられるが、今思い出してもイライラする程である。

このブログでも「J-POPはクソ」という記事を公開した結果、訪問者数が増えてしまった。もっと有益な情報を提供している記事がありながら、このような批判的な内容のものが一番人気になることに対しては複雑な想いがある。役に立つ記事をお望みなら、ジャズベのリペアとかグレッチのメンテナンス記事がおすすめだ。そっちは有益だ。

しかしどうして、嫌いなものを嫌いだとはっきり言ってはいけないのだろうか?もちろん個人に対する誹謗中傷は問題だが、私は論理的に「なぜ嫌いなのか」を説明している。

音楽は、本質的に公然と批評されるものだ。公表するという行為自体、批判を受けるリスクを伴う。好意的な評価のみを求めるのなら、公開するべきではない。

「とりあえず褒めろよ!」「お前よりは上手い!」などといって批判自体を悪と見做して潰そうとするのは、特に若い世代で顕著だ。対立を避けて迎合しようとするのはストレス耐性が低く、自然とそのような回避行動を取ってしまっているだけである。例えば恋人との対立を避けて、直接別れを告げずにSNSでブロックするような行動は、多くの人が経験しているのではないか。

出てきたものに対して「とりあえず褒めておこう」という姿勢は一見正しいように思えるが、そんなものは真っ当な批評や競争からの逃避であり、真に良いものを生む土壌ではない。

それでは、曲を単独で評価するとどうなるだろう。

ジャニーズの音楽を高く評価する人たちが多いのは確かだ。彼らの背後には実力派の作曲陣がおり、また多くの著名アーティストがレコーディングに参加しているからだ。しかし、これらの事実を前提にした評価は、ある意味で権威に屈服したものと言える。著名人が参加しているというのは、「ある程度の品質」が担保されているに過ぎないし、それだけが心を動かすものではない。

SMAPのような人気者が歌う前提で、そのために一流のアーティストが参加して楽曲を制作する。その楽曲が私たちに届けられるプロセスの中で、権力や商業的な利益を優先していないと、どうして言い切れる?

私が真に求めているのは、アーティストの心の底から湧き上がる音楽。生涯に渡って共にするような、時を超える音楽だ。もちろん、全ての人がそういった音楽を求めているわけでは無いという事は理解している。だが数年で風化してしまうような楽曲に、私はどうしても価値を見出すことができないのである。「騙されるな」っていう茂木健一郎の意見、同意するよ。「ナンバーワンよりオンリーワン」とか、「ありのまま」とかいう甘言に騙されちゃダメだって。

もちろん私の主張が絶対的に正しいわけでは無いことは分かっているから、何か思うところがあればコメントしてほしい。

コメント

  1. ネスカフェ より:

    コラムはいつも楽しく拝見させて頂いております。

    ただ、今回のコラムには正直、疑問に感じます。

    管理人さんは「権力や商業的な利益を優先」とありますが、エンターテイメントの世界にそれって必ずあることだし、管理人さんが好きな音楽にもそうした側面って必ずあるものなんですよね。特に渋谷〇陽一とかロッキンオンとかあの辺を見ればそれはよくわかるし。

    それに「心の底から湧き上がる音楽。生涯に渡って共にするような、時を超える音楽」ってあくまで主観の問題だし、それをスマップや嵐の楽曲に感じる人もいるでしょうし。今では田原俊彦や錦織一清の全盛期を知らない人間でも、過去の動画などを見てそのダンスパフォーミングに刺激を受ける若い世代も多い。だから、管理人さんがいうようにジャニーズが「見せかけだけの流行に乗ったつまらないもの」と評価することはいまいち違和感を感じるんですよね。

    私は思うのですが、世に出て売れている曲を否定することなんてできないんですよ。私は90年代のCDバブル時代に10代だったので、JPOPがバカ売れした時代を知っていますが、今思えば小室哲哉やミスチルやモー娘。が売れていたおかげで、ナンバーガールが世に出る土壌も出来ていたの訳だから、音楽の商業主義を否定することなんてできないと思います。音楽やエンターテイメントの世界は人を酔わして稼いでなんぼの世界です。それを「これは正しい」「これは間違っている」と線引きしてしまうと結局は、検閲や排斥につながり、その土壌事態を壊してしまうと私は思います。

    とはいえ私は山下達郎のようにジャニー喜多川を全面的に肯定するつもりは微塵もありませんが。

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