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Fender Japanの終了とその理由

私がフェンダージャパンのジャズマスターを探し始めた時何件かギターショップをハシゴしたんですが、どういうわけか見つからなかったんです。

そこで店長さんに聞いてみたのですが、「フェンダージャパンは今月いっぱいで無くなるよ」とのことでした。間もなく無くなるという時期に探し始めてしまったんですね。結局店頭での購入を諦めて通販で購入しました。

結論から言いますと、2015年3月31日にFenderと神田商会のライセンス契約が切れたんですね。

Fender Japanというブランド名自体は終わりましたが、今後もMade in Japanシリーズとしては続いていくようです。現に今はこれだけの日本製シリーズがラインナップされております。

  • Made in Japan Heritage
  • Made in Japan Traditional
  • Made in Japan Hybrid
  • Made in Japan Modern
  • Made in Japan Limited Collection

終了直後はFender Japan Exclusiveが実質的にFender Japanの後継だったんですけどね。シリーズが整理されたようです。それにしてもシリーズが多すぎないか?と思うのですが。まあ選択肢が多いのは良いことですね。日本製でありながらUSピックアップを搭載したものもありますから、前よりも本家に近づいた形ではないでしょうか。

よくシリーズが整理されるので今後の動向にも注目したいところです。というか原材料となるアッシュやローズウッドの希少性が高くなってしまいましたので、ラインナップや使用木材が刷新されてますね(2020年現在)。指板材にはパーフェローの使用を始めていますし。

今注目される素材「パーフェロー」とは? | Fender
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そもそもがライセンス品のFender Japan

皆さんはライセンス品についてご存知でしょうか。簡単に言えばブランドの名義貸しです。本家のFender USAから神田商会などが商標権を取得して、ギターを制作し「Fender」のロゴを使用して販売しているのです。

正規にライセンスを取得して販売をしているため無論偽物ではありませんが、本家というほどでもありません。ライセンス品とは多くの場合廉価版という立ち位置です。

アパレル業界では普通に行われていることで、バーバリーと三陽商会のライセンス契約が打ち切られたのは記憶に新しいです。バーバリーはイギリスのブランドですが、日本の三陽商会がライセンス契約を結んで「バーバリーブラックレーベル」として日本製バーバリーの生産・販売を行っておりました。

コンバースのスニーカーなんかも日本で手に入るものは全て伊藤忠のライセンス品で、本家ではありません。

単にそのライセンス契約が切れて、更新されなかったというのが終了の理由です。

USAの標準的なモデルが20万円ぐらいですから、10万円前後で手に入るフェンダージャパンはやはり廉価版という位置付けです。

廉価ではありますが安物というほどではなく、劣っているということもありません。

Fender Japanが誕生した背景

そもそも何でライセンス商売を始めたのかというと、Fender Japan登場以前の日本のギター市場は偽物だらけだったんですね。FenderではなくFresherとか。

アメリカ製のギターは当時の日本人に買える金額じゃなかったんです。そのコピー品を駆逐するため本家Fenderの打った対策がライセンス商売です。「ライセンス料を払えばFenderロゴの付いたギターを売ってもいいよ」というもの。簡単に言えば名義貸しですね。

Fenderはコピー品を取り込んでしまうことで不法なコピー品を減らすことに成功し、日本の若者は安価なライセンス品であるFender Japanを入手することができるようになりました。まさしくWin-Win-Winです。

2015年3月、ブランド終了。Fender Made in Japanシリーズへ

Fender Japanは突然のブランド終了を迎えました。消費者である我々からしたらあまりに突然の出来事ではあったのですが、冒頭で述べた通り単にライセンス契約が切れたことと、神田商会がそれを更新しなかったというだけなのでしょう。

これからはMade in Japanシリーズとなり、全ての権利を本家Fenderが管理するようになりました。 今まで本家FenderとFender Japanは別のブランドとして存在していましたが、その状況が是正され全ての権利を本家Fenderが全てを管理するようになったのは、自然な流れだと言えます。

公式のコピー品であったFender Japanはその役目を終えたんですね。オフィシャル、リーズナブル、安定品質と三拍子揃ったブランドであっただけに、突然の終了が惜しまれます。

しかし後期Fender Japanと同様ダイナ楽器で製造と組み込みが行われるようです。価格とラインナップに変更があるくらいで、今までと変わりない品質を提供してくれるものと思われます。

色々ありましたが、今後も日本製フェンダーの製造は続くようなので安心してよさそうです。しかし材が変わったり規格が変わったりしますので、気に入った仕様のものがあれば早めに押さえておいたほうが良いでしょうね。中古のFender Japanにビンテージ価値が付く時代が来るかも?(もう来てる?)

モダンな仕様のPlayerシリーズはこんなお値段です。安い。

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