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DIY

Joy-Conにコンタクトスプレーをぶっかけて修理する

ニンテンドースイッチのジョイコンの耐久性は低く、スティックが消耗してくるとキャラクターが勝手に動いてしまいます。これをドリフト現象と呼び、フランスの消費者団体はこの不具合について「任天堂は計画的陳腐化を行っている」との訴えを起こしています。要するにワザと壊れやすくしておいて買い替えさせようとしてるんだろというお話です。

Nintendo SwitchのJoy-Conが勝手に動く不具合「Joy-Conドリフト」に関する集団訴訟がまたも提起、原告側はJoy-Conを分解し撮影した電子顕微鏡写真で原因まで指摘


こちらをご覧いただくと分かる通り、触れてもいないのにキャラクターが左へ進もうとしています。原因はスティック内部のパーツが摩耗しその汚れがブラシに溜まる事です。

ちょうど今プレイしているのはどうぶつの森で、アナログ操作がメインのゲームですからスティックの故障には敏感です。釣りや虫捕りでは案外細かなスティック操作が要求されますし、今作ではリングメニューを多用するので非常に気になります。

コンタクトスプレーで直ります

場当たり的な措置でしかないんですけど、簡単に延命できますので手順を紹介いたします。

使用するのはコンタクトスプレー。上記のように性能が微妙に異なる製品がありますが、今回の場合はどれを使っても大差はありません。コンタクトスプレーは一般用途、2-26は防錆剤入り、エレクトロニッククリーナーは速乾性です。エレクトロニッククリーナーの使用後にコンタクトスプレーを噴くという用途も想定しているようですね。

これらはレトロゲームやジャンクギターの修理には必需品で、単純な接触不良であればこれをスプレーするだけで直ってしまいます。ただしフレキシブルケーブルと導電性ゴムへの使用は推奨されませんので注意が必要です。買い替え前提の最終手段とお考えください。

使い方は簡単で、スティックのゴムカバーにピックを滑り込ませペロッとめくって、そこにコンタクトスプレーを噴射するだけ。もしかしたらノズルを押し込むだけでもいけるかもしれません。

吹きすぎには要注意で、シューと言った時点で吹きすぎです。シュッと瞬間的に吹き付けるだけで十分。私は位置を変えて二箇所からスプレーしました。

あとはグリグリと大きく動かして、スプレーの浸透と揮発を待ちます。噴射直後は動作が不安定になっていると思いますので、5分か10分くらいは待ったほうが良いでしょうね。


一応スティックの補正をしておきます。消耗がひどいとこの時点でセンターが合いません。

とりあえず直った

2つのJoy-Conでやってみましたが、どちらも無事に直りました。今の所ドリフトは再現しておりません。ただこの方法は一時しのぎに過ぎず、汚れが多少吹き飛んだだけだと思われますのでいずれは再発するでしょう。部品の消耗が激しいと修理交換するしかありません。

Joy-Conが安ければ買い換えようという気も起きるのですが。まあセンサーやレシーバーの塊でしょうから値が張るのは仕方がないとしてもせめて無償で修理するとか、多少の値下げをしてくれてもいいのでは?

発売から3年以上も経っていますし。

故障の根本要因

スティックが故障する原因は、導電性パッドとブラシの摩耗、及びそのゴミがブラシ先端に付着するためです。

要するにコンタクトスプレーなどを噴くとブラシ先端の汚れが落ち、導通が回復するため症状が治まるというわけですね。

しかしコンタクトスプレーによる延命にも限界があり、ブラシが摩耗しきってしまったら寿命でしょう。その時はジョイコンの買い替えや、自分でスティックだけ交換するしかないでしょうね。最近はAmazonでも修理パーツが入手できますので、どうせ故障しているのなら自分でやってみても良いと思います。

計画的陳腐化とは

要は任天堂は商品寿命を計画的に短くしているというのがフランスの消費者団体の主張です。わざと壊れやすくして買い替えさせようとしてんだろ!って事ですね。確かに私も購入してから半年ほどでドリフト現象が起きていましたからね。妻のスイッチでも同様でした。そんなに激しい操作をしていないにも関わらず。

発売から随分経っているのに改善していませんから計画的陳腐化を疑われても仕方ないと思います。任天堂製品の堅牢さは過去の遺物で、DSあたりから耐久性は芳しくありません。

ちなみに当該箇所のパーツは改良が進んでいるため、耐久性は多少マシになっています。今から本体やコントローラーを買うのであれば、出来るだけ新しいものを買った方が無難です。

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