M65ファッション

M65フィールドジャケットの年代別仕様について

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M65というのは息の長いモデルで、1965年から2008年まで製造されていました。

その間様々な仕様変更があり、ディティールが微妙に異なります。

普通の人からすれば間違い探しのレベルなんですが、我々には重要なことなのです。

オリーブドラブの設定があったのは1991年頃までで、その間で大きく分けて4つのモデルに分類されます。

ここではその違いを見ていきましょう。

1st

エポレット無し+アルミジップなら1stモデル。

ジッパーはコンマーのアルミジップ。

チンストラップがシェルと同一素材。

1965年から1966年まで採用。その期間の短さから、市場にはほとんど出て来ません。

唯一のエポレット無しモデルですが、1stを再現しようとエポレットが取り外されているケースもありますので要注意。

レアですがまず間違いなく状態が悪いので、コレクション目的以外でこれを手に入れる意味は薄いでしょう。

2nd

エポレット有り+アルミジップなら2ndモデル。

チンストラップは綿テープに変更。

1966年から1971年まで採用。

タクシードライバーでデニーロ演じるトラヴィスが着ていたのはこれですね。

そういった背景もあってか人気モデルです。

2ndの中でも細かく仕様が分かれていて、初期型は袖にマチがありました。

これが薄くて破れやすいため購入時は注意。

1968年頃のモデル末期はライナーがグレーのものが存在し通称グレライと呼ばれています。

グレライは格好良いですが、破れやすいため実用上の評判は良くありません。

購入時は袖の内側に破れがないか確認したい所。

3rd

ブラスジップなら3rdモデル。

ジッパーのメーカーはSCOVILL、GENERAL、SERVALなど。

1972年頃のモデルには何故かグレライあり。

1972年から1986年頃まで採用。

ランボーが着ていたのはこの3rdモデルですね。

フロントジップと立襟のジップの両方がブラスであれば確実に3rdです。

特に意識せずに購入すると大抵これですね。

ここまで来るとモデルとしては成熟しており、大きな欠点はありません。

各部のスナップボタンはほぼ割れていますが、それでも閉まるのであまり気にしなくて良いかと思います。

4th

プラジッパーの4thは希少。
襟はYKKのコイルファスナー。

プラジップなら4thモデル。

初期型は襟だけコイルファスナー、フロントのみブラスジップで混ざっています。

1985年頃からの最終モデルであり、流通量が少なくレア。

YKKのプラジップは頑丈で、実用上は最も優れていると思います。

当然サビませんし、動きは滑らかです。

流通量が少ないことが悔やまれますね。

4thはタグが本体と同色の薄緑になっています。

おそらくですが、白だと敵のナイトビジョンに反射して見つかってしまうリスクがあったのでしょう。

M65に限らず、比較的新しい米軍装備のタグは全て薄緑です。

まとめ

というわけで、M65の年代の見分け方でした。

細かい違いは数あれど、基本的にはジッパーを見れば大まかに分類可能出来ます。

そもそもライナーの色やジッパーの素材など、普通の人にはどうだって良いことなので、どこまで拘るかは個人差です。

しかし私は何でも集める男、仕様違いで集めてしまうのでした。

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