壊れたハードケースのハンドルをパラコードで修理する
がんばれジャズマスター
【感動実話】プレイテックの弦が繋いだ、嘘のような本当の話
私は機材の入れ替えが極めて激しいタイプだ。 その日も私は、増えすぎたギターの整理をしていた。 そのギターは弦が錆びていたため、引き渡す前に新品に交換しようと思った。 しかしそれは元々安ギターなうえ、手放す前提のギターにエリクサーを張る人は居ないだろう。 だから私はプレイテックの弦に張り替えたのだった。 それでも錆びた弦よりは随分とマシだろう。 そして錆防止の
壊れたハードケースのハンドルをパラコードで修理する
ギターケースのハンドルというのは壊れやすいです。特にヴィンテージは。ギブソンのは壊れやすくて有名ですね。 根元から交換するのが最も確実ですが、リベット止めを素人が修理するのは困難です。 私のグレッチのハードケースも既に壊れており、汎用のレザーハンドルに交換されていました。これはベルトバックル式で、簡単に取り付けられることがメリットです。しかし強度は低く、千切
私を誹謗中傷してくる人の属性について
いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。 Xアカウントの運営も順調で、優しい方々に囲まれ幸せなSNSライフを過ごしています。 しかし影響力が高まってくると、おかしな人に絡まれる機会が圧倒的に増えるというのが世の常です。 私も例外ではありませんでした。 今回は、そんな出来事の一例をお話しします。 発端は、とある政治家の話。 とある政治家のスキャンダル
お前、いつの間にテネシアンに戻ったんだ?
グレッチの基礎知識。多くのモデルが、チェット・アトキンスのシグネイチャーモデルであること。6119のペットネームである「テネシアン」の由来はチェットのアルバム名であること。チェットとグレッチの契約が切れてから、6119はテネシアンを名乗れなくなり、テネシーローズを名乗るようになったこと。 だから必然的に、同じ6119でもビンテージ=テネシアン、現行品=テネシ
「ハイロートロンはハムキャンセルが効いている」という典型的な誤解について
「ハイロートロンは、フィルタートロンのポールピースを一列抜いた構造であり、シングルの音でありながらハムキャンセルが効いている。」 これは誰かが言い出した嘘である。残念ながら私も、「へーそうなのか」とその嘘を鵜呑みにしてしまった一人だ。 結論から言おう、ハイロートロンは完全なるシングルコイルだ。反対側には磁石が入っているのみである。 私はこのような嘘が広まるの
フジゲン製スクワイヤーのストラトを修理する Part2
前回の続き。今回は主に中身です。 本体、ピックガード、パーツを分離します。ノブは固かったので布で養生してマイナスドライバーでこじ開けましたが、傷がつくのでおすすめはしません。 フラックスを塗布し、はんだごてを用いてジャックとスプリングハンガーを分離。ストラトはパーツが多いのでやや面倒です。 開けたところ。まあまあキレイですし、パーツも悪くありませんね。しかし
フジゲン製スクワイヤーのストラトを修理する Part1
実は一時期、フェンダーのサブブランドであるスクワイヤーは日本のフジゲン製でした。この中身はほとんどフェンダージャパンであり、それがスクワイヤーの価格で買えたという大変お得なシリーズです。 しかしこれには前期後期がありまして、後期はウッドファイバーなる集成材を使用、ノーブランドのペグに変更されるなど、露骨にコストダウンしています。音の違いは分かりませんが、もし
ガールズバンドクライにおけるジャズマスターの考察
基本的に、ジャズマスターは不人気ギターです。 これは、本来ターゲットとしていたジャズギタリストに好まれなかったことが原因です。 ジャズ市場に受け入れられなかった理由は明白で、当時のジャズギタリストの多くがフルアコースティックギターの豊かな鳴りと丸い音色を求めていたのですね。ほとんどのジャズギタリストは、GibsonのES-175やL-5などを使用しており、ソ
ギターの金属パーツ洗浄について
基本的にエレキギターって、細かい金属パーツの集まりです。 ペグとか、ブリッジとか、それを止めているネジやバネとか。分解するともっと細かな金属部品に分類できますね。 ジャンクギターって大抵、金属パーツが物凄く汚れています。サビやホコリが堆積している様子は、想像に難くないでしょう。 手元にあるジャンクベースのブリッジはこんな感じ。弦高調節用のイモネジ、オクターブ
チバユウスケの思い出
私が高校生の頃だったか、多分その頃のチバユウスケはROSSOかThe Birthdayのどちらかだった。詳しくは覚えていない。 あるニュース番組のコーナーに、チバが出演していた。 チバが私物のレコードを紹介、みたいなコーナーだったと思う。 チバがThe ClashだかDr.Feelgoodについて、「ア゛ァ、これは欠かせないねェ」としゃがれ声で語っていた。
オレはダンスが嫌いだ。
誤解のないように言っておきたいが、オレはダンスそのものを嫌っているわけじゃない。正確には、それを取り巻く環境や、風潮を嫌っているんだよ。 運動音痴=運動嫌いとは限らないだろう。このオレがそうさ。 特に球技はからきしだったが、足は速かったから陸上部に所属していた。授業のソフトボールだって、下手なりに楽しんでいたよ。 人をダンスに誘う者は、皆口を揃えてこう言う。
チャーハン、はんだ付け、BAD FEELING
DALL·E 3 チャーハン、はんだ付け、BAD FEELING――突然だが、この3つの言葉を見て何を連想するだろうか?正解は、「絶対荒れる動画の御三家」である。これらは全て技術を要するほか、個人的な好みも交錯する。そのあたりが、荒れやすいポイントであろう。 この現象を理解するため、それぞれのフィールドに分けて考察する。 まずはチャーハンから見てみよう。料理
グレッチのエスカッションを交換する
今回は、グレッチのエスカッションのお話。 実はグレッチのエスカッションは、多くの場合単なる飾りです。フィルタートロンやハイロートロンといったピックアップは基本的に本体に直付けされていますから、構造上エスカッションが無くとも問題ありません。隙間を隠す程度の意味合いです。 「ベゼル」「ピックアップリング」といった名称も用いられます。 もっとも、近代的なモデルやエ
【機材紹介】Pignose PGG-200
前回修理した、ピグノーズ。音の出ない原因は電池の接触不良でした。それだけではまだ弾きづらいので、紹介がてら調整をしていきます。 まずはヘッドから。PGG-200は細かくマイナーチェンジしており、これは比較的前期のモデルです。前期モデルは段付きのストレート・ヘッドで、テンション不足を補うためにテンションバーが付いていますが、弦とネジが干渉してしまっています。近
ピグノーズの音が出ない原因が、しょうもなさすぎた。
ハードオフで見かけた、ピグノーズのギター。 外部アンプに繋ぐと音は出るけれど、内蔵アンプから音が出ないとのことでした。というか中古のピグノーズって大抵壊れてません?しかしピグノーズなんて新品の初心者セットが2万円台で買えるわけで、ケースも無いジャンクが8800円というのは高すぎます。買いましたけどね。 早速電池を入れてみましたが、確かに音が出ません。 しかし
パナソニック洗濯機の死のエラー、「H35」を修理する。
年末、洗濯機が壊れました。液晶ディスプレイには「H35」の文字が。 このエラー、「Vベルトが外れています」というものです。要するに、全く動かないというわけ。やり直したところで絶対に直りませんので、諦めてください。 この洗濯機は購入してから5年、おおかたVベルトが伸びて外れてしまったのでしょう。予兆として、動き始めにベルトが滑って「ガガガッ」という音が出ていま
グレッチの、ノブを直せ。
おなじみ、私のテネシアン。しかし見た所、違和感が。ピックガードが無いことじゃないですよ。 正解はこちら。スタンバイスイッチのノブがギブソン系に変更されている点です。 おおかた、紛失したから適当な代替品を取り付けたのでしょう。機能としては問題ありませんが、違和感がありますので交換します。 サウンドハウス 仕入れたのはTV Jones製。 TV JonesとGr
グレッチ・ギターの変貌についての独自研究
グレッチというブランドは現在では安定した地位を確立しているが、その歴史は非常に波乱に満ちていた。 特に1950年代は、チェット・アトキンスが「カントリー・ジェントルマン」を手にしていたころが最盛期だった。チェットにとって、1959年モデルのカントリー・ジェントルマンが特に傑出しているとされている。その理由は明らかで、グレッチの特徴的なシミュレイテッドFホール