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ムスタングのネックを調整してみる

ギターの写真って難しいですね。私の所有するギターの中でも、特に変わり種なのがこのフェルナンデス製のムスタングです。

ピックガードは本来白なのですが赤に塗りつぶされています。私はそのような雑なカスタムを肯定いたします。ただ正直この色の組み合わせはあまり好きじゃないですね。白とだったら茶べっ甲かパールと合わせたいところです。いつかこの赤は剥がしましょうかね。

通称石ロゴ期のフェルナンデス製で70年代製、型番はFMT-40かFMT-50のどちらかです。私には判別できません。他にはFMT-60がありますけど、そちらはフロントがハムです。末尾の数字は当時の定価を表し、40だったら4万円です。入門用とはいえ日本製のムスタングがその程度の値段で買えるなんて、いい時代だったんですね。造りも結構良いんですよね。

こいつなんですが、久しぶりに弾いたら弦高がやけに低くなっていました。ちょうどよい機会なのでネックを調整してみようと思います。

このムスタングはヘッド側から調整ができないタイプなのでとりあえずネックを外してみます。クルーソンペグは弦を切らずに外せるので、こういう時便利です。四本のネジを少しずつ均等に緩めていけば問題なし。

しかしよく見てみると、このムスタングはネックを外すことなくロッド調整ができたのです。画像のようにネックポケットからピックガード部分にかけてザグリがあります。つまりピックガードさえ外せば調節ネジにアクセスできたわけです。しかし今回ネックを外したことは無駄になりませんでした。それはシムが入っていたからです。画像の位置にシムを入れるとネックが逆反り方向に傾き、結果的に弦高を下げることができます。

基本的にフェンダーのギターにはシムを入れておいたほうが良いのですが、フェンダージャパンなどでは省略されているんですよね。MIJのジャズマスターの弦落ちが激しいのはそういった要因です。

トラスロッドを回してみたのですが、ほとんど限界まで緩められていました。

  1. ロッドを締める→ネックが逆反り方向に動く→弦高が下がる
  2. ロッドを緩める→ネックが順反り方向に動く→弦高が上がる
  3. シムを入れる→ネックが寝る→弦高が下がる
  4. シムを外す→ネックが起きる→弦高が上がる

既にロッドは緩めきっている上に弦高はベタベタに下がっていますので、シムを除去する必要があります。

シムを取り外しました。きれいなネックポケットですね。塗装は最小限ですし、ネックとの間に妙な隙間もありません。安ギターとは加工精度が段違い。
今回はロッドをには手を付けずシムの除去だけで終了とします。しかしロッドを限界まで緩めているというのも正常な状態とは言い難いので、要経過観察ですね。

音について

こいつの音なんですが、正直あまり好みじゃないです。ムスタングの特性なのか個体の問題なのか、異様にチープな音です。スイッチ方向が同一=フェイズインサウンド時もかなり軽めの音で、スイッチの方向が逆=フェイズアウトサウンド時はそれに輪をかけた安っぽいサウンドです。

同一のアンプセッティングで手持ちのジャズマスターと弾き比べてみましたが、ジャズマスターの方が段違いに良かったです。まず音量が全く違います。ジャズマスターは一応はジャズ向けを想定して開発されているので、ムスタングよりは太い音が出ます。それでいて鋭い高音もありますし、軽く歪ませたクランチサウンドと相性が良いです。

年代的にジャパンビンテージと言っても良い存在ですが、ジャパンビンテージ=いい音という図式は成り立ちません。まあギターの実力を引き出せていないというのもありますから、セッティングに拘ればもう少しいい音になるかと思います。友人から譲り受けた大切な一本、末永く使っていきたいと思います。

Bulletシリーズは全然違う仕様で、ハムにしてトレモロを排除した実用的なモデルになってますね。ここまでしてやっと初心者向けと言えるんじゃないでしょうか。

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