音楽評

Fender American Vintage II 発売イベントで起きた混乱は、何が問題だったのか?

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Fenderが、新シリーズ「Fender American Vintage II」の発売をアナウンスし、ポップアップイベントが開催されました。

American Vintage II 1966 Jazzmaster® | Electric Guitars
American Vintage II 1966 Jazzmaster®, Rosewood Fingerboard, 3-Color Sunburst

その目玉となったのは、オリジナルモデル販売当初の価格で購入できるという「Back to the 50’s Time Travel Shopping Campaign」です。

要は313,500円のストラトを43,000円で購入できるという破格のキャンペーンで、その数は57本限定。もちろん抽選で、当日の10時と14時に整理券を配布することが予告されました。

しかし想像を超えて人が殺到したため、朝の6時半で配布は終了。配布した整理券は無効とし、全てオンライン抽選に切り替えたという顛末です。

整理券の配布に並んだ人の様子を見ると納得ですが、やっぱり転売屋のような風貌の人がとても多いですよね。とてもバンドをやっているとか、ギターを愛している人には見えません。もちろん本気でフェンダーのギターが好きで並んでいる人も居ると思いますが、多勢に無勢です。

かくしてフェンダーが開催したイベントは転売屋の餌食となり、当初の目論見は破綻。苦情が殺到し、お祭り騒ぎというよりもただ混乱を招いたという結果に終わったのでした。

私は元々参加できなかったので諦めていましたが、まあ予想通りの結果ですよね。極端な値引きキャンペーンというのは、暇な転売屋の餌食にしかなりません。

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フェンダーはどうすればよかったのか?

発売イベントなわけですから、最初からオンライン抽選にするというのは盛り上がりに欠けます。しかし整理券方式も必要以上に人が殺到してしまっては単なる迷惑、イメージダウンにしかなりません。

だから周囲に迷惑をかけない範疇で、あくまでも現場での催しである必要があったわけです。

という事はやはり、最初から転売屋が寄り付かない構造にするべきでした。

フェンダーオーナー限定

こんなのはどうでしょうか。既にフェンダーのギターを持っている人に限り、抽選に参加できるというものです。証明は簡単、フェンダーのギターを現地に持ってくる事が参加条件です。それならギターを持たない大多数の転売屋を排除できますしね。ただギターがちょっと邪魔という難点があります。

購入者限定

その場で商品を成約した人に限り抽選券を配布するというのが現実的ですよね。10万円以上の購入とか、あるいは1万円くらいでも転売屋は除外できたと思います。その場で結果が分かる富くじだったら盛り上がったでしょうしね。それだったらフェンダーにも利益があるわけですから、提供できる本数ももっと増やせたのではないでしょうか。

そう考えると、お買い物をした人に抽選券を配布してその場で結果が分かる商店街の福引きは理に叶っています。

年齢制限

10代限定とかどうですか?10代でフェンダーUSAを持てたのならば今後の音楽人生が変わりそうですし、顧客になるかもしれませんしね。誰でも無条件に参加できるとなると混乱を招きやすいんですよね・・・。

音楽クイズ方式

クイズに答えられた人にだけ参加権が与えられるとか。これはガンプラの転売対策で行われた手法ですね。このモビルスーツの名称は?パイロットは?など。愛情がある人に限定して販売するというものです。フェンダー関連ならどんなクイズが考えられるでしょうか。ジミヘンの使っているギターは?とか良い気がしますね。

ワンフレーズ弾かせる

これは良い案ですね!聴衆の前でデカい音量で弾かせて合否を判定するというのは、それ自体が楽しいイベントになりそうです。私だったらBAD FEELINGを弾きます。

転売屋の問題点とは

転売の何が悪なのかというと、古物商も持たない人が小売から仕入れて、必要以上に値段を釣り上げて小売しているからです。

もちろん古物商を持っていれば転売自体に違法性はありませんが、持っていない転売屋が殆どでしょう。

転売屋は「商社も同じ事をやってる!」と正当化しようとしますが、商社がやっている事は卸売ですから本質が異なります。正当性を主張したいのであれば卸売問屋から仕入れて小売するべきです。

しかし転売で生計を立てるには、相当プライドが低くないと無理ですよ。話題の新製品に群がって、店頭に並んで大量購入して、値段を釣り上げて捌く。普通は惨めでそんな事できませんし、バイトでもしていたほうがマシです。その割に正当化したりで、そういうプライドの低さが外見に現れますから話題の製品の行列は地獄です。せどりにしても、高い商品知識と時間が必要であるため副業でやるには無理があります。

法で縛れない以上は、お店が対策をするしかありません。しかし今回のフェンダーのイベントは、転売屋対策には完全に失敗していたと思います。どこのイベント会社が運営していたのか分かりませんが、少なくともフェンダーのイメージアップや新シリーズの宣伝にはなっていません。

私はフェンダーが大好きなので、せっかくのイベントがこのような形で終わってしまって残念です。

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