ストリングワインダー、それは「あると便利」の典型例。つまり「無くてもよい」という事です。
あると段違いに弦交換がスピーディーだけれど、別に無くても弦交換は出来ますので必需品ではありません。
しかしプロのギタリストであるとかリペアマンならば必ず持っていますよね。つまり頻繁に弦を交換するという立場の人であれば、絶対に使った方が良いという事です。一度や二度ならまだしも、ペグをクルクル回して弦を外すのって実は面倒なのです。
まずペグを手で回すときって一度に半回転ぐらいしか回せませんし、それではペグポストはほとんど動きません。ペグってシビアなチューニングのためにあるわけですから、そんなに簡単に回ってしまっては困るのですね。標準的なクルーソンペグのギア比は1:15、つまみを15回転させたらようやくペグポストが1回転します。ペグポストには弦がおよそ2回か3回くらい巻き付いているわけですから、張ったり外したりするにはそこそこ頑張って回す必要があるので結構大変です。
私はギターを持っている本数が多く頻繁に弦を外してギターをいじりますので、毎回手で回すのは時間がもったいないというものです。だからそこそこ早い段階でストリングワインダーを使っておりました。私が長らく使っていたのは、楽器屋のレジ横で100円で売られていたものです。正直これで十分、ベアリングも何も使われていないただのプラスチックです。回すとカラカラ鳴って抵抗も大きいですが、動作原理はどれも変わりません。
そして今回、ちょっと良いやつに買い換えました。それがMUSIC NOMAD ( ミュージックノマド ) / MN221 -GRIP Winder-。大体2000円くらいですが、高いか安いかは判断が分かれるところです。
しかしこれ、ベアリングが二つも使われているため動作が滑らかです。変にカラカラ鳴ったりもしません。また形状は握りやすく、適度な重みがあり扱いやすいです。またスムースな樹脂で覆われており、ペグやギター本体を傷つける心配もありません。
前述のとおり、ストリングワインダーなんてどれも機能は同じです。高いやつ方が滑らかで使いやすいとかその程度の差ですから、安物であってもさっさと買っておくことをお勧めいたします。
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