私も挫折組ですし、周りにも挫折した人が多数。
ただ私は何とかして持ち直して、ごく簡単なロックぐらいなら通しで弾ける程度にはなりました。
弾ける友人から直接教えてもらった事と、あとはジャズマスターを買った事が大きいです。
今回考えてみたいのは、挫折の原因となる行動。挫折してしまう人にはある程度の共通点があるようです。
ギターをケースに仕舞っている
これはダメですね。大切にしたい気持ちは分かりますが、取り出すのが億劫になってそのうち弾かなくなるというパターンはよくあります。
そもそもギターをケースに入れっぱということ自体が良くないので、できるだけ出しておいたほうが良いですね。
その辺に立てかけている
良くないです。邪魔な置物程度ぐらいにしか思えなくなってきますし、万が一倒してしまってはテンションガタ落ちです。ギタースタンドを使って、常に手の届く範囲に置いておくと良いです。
気が向いたらスッと手に取って、ひとしきり弾いたらスタンドに立てるというルーティーンを作りましょう。
オープンコードばかり練習している
ローコードとも。CからBのオープンコードを弾いても、いまいち満足感がありません。
ただコードブックを買ってコードを覚えるのは良いですね。
だいたい教則本には、オープンコードの一覧とそれだけ使って弾ける楽譜が載っていると思います。それで私は好きでもないGLAYのBE LOVEDを練習しましたが何も面白くなかったです。
ロックギターを弾きたいのであればバレーコードのメジャーとマイナーを練習した方が良いと思います。
パワーコードばかり練習している
これは超あるあるです。教則本には絶対載っていますがパワーコードだけだと弾けた感が薄く、やはり飽きる原因になります。
あとパワーコードはアンプを通して歪ませないと退屈です。
まあパワーコードの連打でできている曲も沢山ありますが・・・ラモーンズとか。パワーコードを全部ダウンピッキングするのは疲れるので、それはそれですごい話。
目標が高すぎる
メタルとかメロコアにありがちです。
ギターを始めた友人から、「これ弾けるようになるまでどのくらいかかる?」と聞いたこともないメタルを聞かされた事があります。
正直言って何年かかっても弾けないレベルの難易度に思えました。うーん3年くらいかな・・・とかなり甘めに回答しましたが、その友人は即挫折しました。
継続には適度な難易度が肝要で、高跳びと似ています。何とか翔べそうな目標を設定し、それを達成することの繰り返しを重ねるべきです。
最初から跳べないレベルを設定していたら、跳ぶ気も起きません。
弾けるようになったという成功体験を得ることで成長していきますから、超えられる目標を設定してください。
弾きたい曲がない
これは痛ましいです。何がなんでも弾きたい一曲を見つけて、それを達成するために努力するべきです。
弾きたい曲も無いのであれば練習する意味も見出せないからです。
周りに弾ける人がいない
これは圧倒的に不利です。そもそも未経験の事に対して自分一人で挑むのは学習のコストが重いです。
今でこそ動画サイトで便利なコンテンツを見る事ができますが、やはり対面で教えてもらうのには敵いません。
友人と一緒に始めるとか、あるいは金を払ってでもギター教室に通うかしたほうが良いですね。とにかく人とコミュニケーションを取りながら弾く環境が大事です。
弾ける友人が居るあなたはラッキーです。友人を大切にしましょう。
ライブの予定がない
発表の機会はあったほうが良いです。何事も期限があるから何とか終わらせる事ができるのであって、無期限だとモチベーションが上がりません。
文化祭とか、地域のお祭りとか、ライブハウスのイベントとか。
素人寄せ集めのコピバン大会でも何でも良いです。
ライブでなくとも、例えばスタジオを予約しておいてその日までに曲を覚えるとか。とにかく締め切りを設定してしまうのが重要です。
ギター選びで妥協した
私のことです。当時私はストラトキャスタータイプしか知らなかったのです。そして全然好きじゃないサンバーストを選択。
何故それを選んだのか今でも疑問です。まあ一番安いやつがそれだったんでしょう。
買った後、レスポールモデルの方が格好いいなあと後悔したり。
「良いギターを買え」と言われるのはそういう事で、結局はモチベーションの問題なのです。良いギターを買ったという充足感と後戻りの出来なさがモチベーションを生むんですよね。
中古屋に新品同然の安ギターが並んでいるのは、安ギターを買ってしまったが故の悲劇です。
まあ高いギターを買った所で飽きる人は飽きるんで、最低限見た目が気に入ったギターを買うべきですね。
まとめ
私は上記の殆どに当てはまる状況でした。ジャズマスターを買った後は殆ど全てを打開して何とか弾けるようになりましたんで、既に挫折してしまった人や今挫折しそうな人の参考になれば幸いです。
中でも目標曲の設定と発表の機会を持つことは重要なので、無理にでも一曲決めて仲間とスタジオで合わせる日程を決めると良いですね。
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