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DIYエフェクター

BOSSのOD-2をPSA電源対応へ改造する

よく知られた話ですが、古いBOSSのコンパクトエフェクターは「ACA電源」に対応しています。ACA電源からはおよそ13Vが供給されていますので、エフェクター内部にある抵抗器とダイオードで9Vまで落としています。ちなみにこれを平滑回路とは呼びません。あくまで減圧のための抵抗と、極性の違うACアダプタを挿した時の回路保護用にダイオードが入っているものと考えられます。

現在の主流であるBOSSのPSA電源からは、最初から安定化された9Vが供給されています。これをACA電源対応のエフェクターに使用すると、そこから更に減圧されてしまうわけですから、電池切れのような症状が起きます。例:電源ランプがつかない・エフェクトがかからない・音が出ない等

今回ハードオフで購入したOD-2は、ACA電源対応です。プライスカードには「電池では使えるけど、ACアダプタ使用時ランプが点きません><」と書いてありました。PSA電源で動作確認をしたのであれば当然の結果です。

BOSSの公式リファレンスにある通り、TU-3を中継すればPSA電源でも使用できます。或いは電池駆動させれば良いだけなので、使えないという事ではありません。

PSA電源対応に改造する

私はPSA電源で使用したいので、本体を改造してみようと思います。四隅のネジを外すだけでパカッと開きますが、ネジ頭を舐めないように注意。旧製品はスルーホール実装ですから、修理や改造が簡単です。

図に示した部分の裏側に抵抗とダイオードが入っているとお考えください。

リード線が繋がっている部分を左から数えて、5番と6番をショートすれば抵抗とダイオードが無視されます。あるいは抵抗の部分だけをショートして、ダイオードを残すといった手法も考えられます。ダイオードを残した場合は回路保護になりますが、0.7V程度の電圧降下が起こります。

0.7Vの電圧降下というのはつまり、やや電池が消耗した状態ですね。しかし電池切れの音を好む人も居るくらいですから、極端に音が劣化するという事も無いでしょう。私だったら回路保護のため、ダイオードは残したいです。

というわけで上記箇所をショートさせました。これで抵抗だけが無視された状態になります。

使用したのはすずメッキ線で、これは抵抗の足を切ったものです。電子工作をすれば必ず発生しますので、長めのものはストックしておくと便利でしょう。わざわざ買うほどのものではないかなと。

完成

この通り、PSA電源使用時に電源ランプが点灯することが確認できます。電池使用時と比較してランプの明るさに大差はありませんでしたので、動作に必要な電圧は供給されていると考えてよいでしょう。

現在OD-2は廃盤ですが、そんなに人気も無いので中古価格は落ち着いています。

オーソドックスなオーバードライブサウンドで、ターボモードを搭載している所が個性的です。ターボモードは回路的にも音的にもファズに近く、中々面白い音が出ます。しかしオーバードライブとファズを兼用したい人なんて居ないと思われますので、それがあまり人気の無い要因かと。

OS-2はそこそこ人気があるあたり、オーバードライブとディストーションの両立には多少の需要があると思われます。

同じく、「黄色いオーバードライブ」繋がりであるSD-1と一緒に。

なぜショート(短絡)させるだけで良いのか?

電気は面倒くさがりで、より抵抗の低い所に多く流れていく性質があります。抵抗がある所に、抵抗の全く無い別の通り道が出来たら、そっちにしか電気は流れないということです。これが人為的、あるいは故障によるショートの簡単なメカニズムですね。ですからわざわざ抵抗器やダイオードを取り外す必要は無いというわけ。

店員さんの知識不足について

それ自体を悪く言うつもりはありません。ハードオフはリサイクルショップであって、専門店ではないからです。ですから店員さんも、最低限の動作確認だけを行って商品を並べていると。

しかし今回のように、使用すべきACアダプタを間違えているとなると、「店員が商品を破損させている」可能性が浮上します。極性とか電圧を間違えると、保護機能が無いエフェクターは一瞬で壊れますから。

極性の違うACアダプタを挿して故障させた→電源入りませんでした、ジャンク品です。

という風に、店員さんの不手際・知識不足でジャンク品を増やしてしまったり、査定が誤っている可能性があると。

知識のある人がお得なジャンク品を買えるというのは一見してメリットにも思えますが、無闇にジャンク品を増やしてしまっているとしたら本末転倒ですし、業界としては良くないと思いますが・・・。

そこは良くも悪くも、ハードオフってことでしょうか。

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